2020年7月9日木曜日

悪夢

昨夜の夢見が気持ち悪い。故郷信州に帰ったのは良いが誰かすごく親しい人にコロナウィルスを感染させてしまったのだ。少なくとも来月末までは長野に行かないと決めているのに、なんでこんな夢になったか分からない。蟄居巣篭もり状態でいるし、体調も特に異常は感じていないが、毎日池袋まで出歩いている事実はある。マスクもどこかに入店するときしか着用しないので、現在問題化している空気感染があるとすれば、感染している可能性はゼロとは言えない。

こちらは悪夢に苛まれているのに比べ、政府のコロナ担当大臣閣下は至って爽やかなものだ。「現在市中感染は抑え込めているので、他県への移動については制限致しません。」なんて未だ言っている。こちらも昔は相当無責任だった者だが、最近はニュースを観たりして少しは社会情勢にも注意し、できるだけ人様の迷惑にならぬよう気は遣っているつもり。ましてや今度の騒動は、相手がどこに潜んでいるか分からないので始末が悪い。

つい最近までは、少なくとも自分が無症状感染者の可能性ありとは夢にも思わなかった。しかし昨日のBS-TBS「報道1930」によれば、東京の陽性率は既に30%を大幅に超えているとのこと。ネットで再確認したかったが、何故か1月から5月7日までしか表示されていない。このグラフによれば4月11日に31.7%を示した後5月7日には5.0%に下がったことになっている。ここから先が問題であるが、専門家のドクターが「既に30%を大きく上回り、間違いなく市中に感染が拡大している。」と断言している。

寝る前にこの番組を見てしまったので悪夢を呼んでしまった訳だ。そもそも日本は検査体制がいつまで経っても整わないので、コロナに対する手の打ちようが無いらしい。昨夜の番組に出演していた自民党の塩崎恭久氏によれば「外野がなんて騒ごうと、法律を改正しない限り現在ボトルネック状態になっている保健所ルートの解消は出来ない仕掛けらしい。法治国家故の事か知らぬが、法律を変えるには国会の承認が必要らしい。「なら、なんで慌てて国会を閉じたんだ。コラァ!」

この番組には毎度必ず自民党関係者が出演しているが、皆その場ではレギュラーコメンテーター堤伸輔氏や野党出演者の意見に同意するようなフリをこくが「だって僕の責任ではないもん!」が見えすぎてイラつくばかりだ。「テレビカメラの前で偉そうな顔をしたいならCMタレントにでもなりやがれ。」要するに政府も東京都もコロナ対策として何もしていない。すべきことは素人目にも明らかで、市中に感染が拡大している陽性患者を早急に発見してその周辺をブロックするために検査機会を拡充するだけのこと。各国は現在そのために必死になっているが、日本だけは政府が休業状態で政局話だけが飛び交っている。

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