2020年6月25日木曜日

右往左往

一昨日のブログタイトルが「一強の末路」となっている。人間落ち目になると何をやってもうまくいかないので、どうしても蟻地獄に落ちた蟻さんみたいになるものらしい。自民党の党内が混乱を極めているであろうことは容易に想像できるが、閣内ですら収拾がつかない状態になっているようだ。河野防衛相が突然「イージス・アショアの国内配備を停止」したのはつい先日で、こちらは狐につままれた思いで受け止めた。

未だに謎が解けた訳でもないが、河野防衛相は外務省にも図らずいきなり官邸に乗り込んで直談判に及んだらしい。当然ながら茂木外相を激怒させたと週刊文春は書いている。小生は完全に新憲法のもとで育った平和の子だから、人殺しのための飛び道具についての知識は皆無である。水鉄砲やゴム鉄砲ならともかく、本物のピストルすら打ち方がわからない。ましてやミサイルなんてものについては想像すらできない。

イージス・アショアについては多くの人がそれぞれの立場からいろんな事を言っているが、現在テレビに出てくるような人の言うことは、小生にとって殆ど意味をなさず、ただ政権の右往左往ぶりを象徴するのみとも言える。蟻さんになった安倍さんも必死で、どこかに足がかりを見つけるべく防衛戦略の基本的見直しを唱えたのは結構だが、目指す方向が平和の子から見て真逆の方向に向いているのは悲しい限りだ。

これから益々増えることになるのだろうが、政権の混乱ぶりは留まることを知らない。コロナ対策関係では昨日突然専門家会議の廃止が唐突に発表された。個人的にはこのメンバー構成に不満だったので結構とは思うが、多くの人にとってはびっくりだろう。理由を明確にせず、結論だけを唐突出してくるのはいつもの通りだ。政権中枢の頭脳が論理的に思考する力を失ってしまっているに違いない。

このうろたえぶりを国民がどう見ているかは今朝の新聞報道に特筆大書されていた。多分朝日新聞だったと思ったが、日刊ゲンダイだった。琉球新報と信濃毎日新聞の世論調査の結果である。『地方の怒り表面化 沖縄と長野で「内閣支持率18%」の衝撃』とあった。

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