2020年4月7日火曜日

ジャパン・アズ・ナンバーワン

思えば生後5年目、5歳から約10年、西暦で言えば1945年から1955年頃のことだ。国の姿が大きく変わるのを目の当たりにした。当時はそこまで知ることは出来なかったが、世界も大きく変わっていったのだと後に知るようになった。今その世界が正に大きく変わるのを目の当たりにしているような気がする。昔から子年は大きな異変が起きると言われたそうだが、まさかこんな騒動になるとは占い師でも想像できなかったに違いない。

そんな下世話な人より遥か高尚とされている世界中の宗教家でさえ、大いに戸惑っているようだ。テレビカメラの前で土下座した韓国の新興宗教はもちろん、世界で最も多数の信徒を抱えるローマ・カトリック教皇でさえ、復活祭のミサに信徒の前に姿を見せることすら敵わない。明日はお釈迦様の誕生日で、仏教寺院は本来信徒が大勢参拝に訪れる予定も大分狂うだろう。

気が早いマスコミの一部ではポスト・コロナなんて言い始めているが、それが果たしていつ来るかは誰にも分かるまい。昨日の朝日新聞デジタルに掲載されていた福岡伸一氏によれば「ウィルスの方は根絶したり撲滅したりすることはできない。」と断言している。氏の本を読んだばかりなので非常に説得力があるが、氏によってさえこのウィルスの由来は謎である。氏は「ウイルスはもともと私たちのものだった。」と仰るが、私たちとは誰を指すのか?

福岡先生でも、コウモリだともネズミだとも断定できないのだ。だから小生なんぞは、何処ぞの化学兵器研究所から遺伝子組み換え実験途中に間違って流出しまった「もの」なんて説を信じたくなる。由来は兎も角、根絶できないならば人類が抗体を持つ以外の対応策はあるまい。70億人かの全人類が毎年ワクチン注射を打つなんて日がいつ来るのか、これに要する時間はそう短いものではあるまい。

10年とは言わない、生きている内に来るかどうかも分からないが、世界が大きく変わるだろう。そこで考えた、日本がこのウィルス対抗策で先進国中のビリ、周回遅れになっている現実を考えるとまた面白い。今日の報道によれば、我が国はこれからやって来るピークに備えて・・・なんて言い始めたところ。他国では「感染のピークが見えてきたのかもしれない」なんて言い始めている。しかし福岡先生曰く『内側の内側は外側」この説を勝手に援用して、周回遅れがトップになれば良いではないか、なんて思った次第。

丁度先の世界大戦後の世界で、最貧国だった日本が20年足らずでジャパン・アズ・ナンバーワンになったように。

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