2020年4月2日木曜日

コロナ狂騒曲(その2)

先月6日に「コビック19狂騒曲」を書いたので(その2)とした。
今まで何を勿体つけていたのか、やっと東京都の市区町村別コロナウィルス感染者数が発表になった。豊島区は9人、長女の所在地板橋は4人、次女の世田谷は44人でトップになっている。次女は昼間働いているので取り敢えず長女に電話をした。感染者9人は知らなかったようだが、世田谷の44人は小学6年生になる息子から聞いたそうで知っていた。

そして危機意識も立派なもので、12日までは家族3人で完全巣篭もり体制に入っているとのこと。アパートの目の前に城北公園と言う大きな公園があり、区民の緊急避難場所になっているが、これさえ数日前から立入禁止になったそうだ。別の自然災害が発生したらどうするのだろうと心配そう。加えてむしろこちらに「余りウロウロしないで」と注意されてしまった。妹が仕事に出掛けているのも出来れば止めさせたい雰囲気。しかし次女は正反対の能天気、多分世田谷がヤバいなんて知らないはず。長女に言わせると「世田谷はアイツ(妹のこと)みたい奴が多いのよ。」何れにせよ次女にも今夜電話してみるつもり。

家族のことはこのくらいにして、今回の騒動で首相や知事のの発表を聞いていると思わず一人で笑い出すことが多い。昨日の傑作はなんと言っても首相の「マスクの支給」発言。マスクを全世帯に2枚ずつ支給(勿論無償だろう)して下さるそうだ。有り難さに涙をしなければならぬか?少なくとも我が世帯は単身だから、ウオッシャブルで1枚200円もする高級品を2枚も頂戴したら、1枚は家宝として残さねばならぬだろう。3人以上の家族は恩賜のマスクを日替わりで使用することになろう。

現時点で物事の順番、或いはなすべきことの優先順位は、誰が考えても医療関係者に対する医療資材機材の提供であり、人員の補充であるのは明確なこと。東京都としては十分足りているはずだったベッド数も、昨日になると急に「軽症の方には自宅で様子を見ていただく」なんて言い始めている。正に「あるある詐欺」と「やるやる詐欺」に等しい話。先の大戦末期、庭のある家は庭に防空壕を掘りなさいとか、防空訓練をするから大きな叩きを作って隣組ごとに集合がしましょう、との号令が掛かったのと同じことだ。

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