2020年4月17日金曜日

喫緊の課題

昨年3月のヒマラヤ山麓トレッキング旅行で世話になったネパールの山岳ガイド、そして同行してくれた中国の元外交官の作家で社会学者でもある人から、ツアーの隊長経由で日本メンバーの安否を尋ねるメールが届いた。二人共それぞれの国にいて無事のようで何よりだと思うが、中国の先生は息子さん一家がニューヨーク在住で、今のところ無事とのながらかなり心配されている。

他には、従妹の娘一家がインドのバンガロール在住だから、こっちも心配だ。昨年秋にたまたま一時帰国していたので、ヒマラヤトレッキングの最終ミーティングが信濃町で行われた時に、不案内なこちらを車で難なく案内してもらっているので余計気になる。それよりは、外国住まいの人から見ると日本の状況のほうが心配なんだろう。こんな時代だから家族や親しい人が外国に在住している人は多い筈、でもリアルタイムで連絡が取れるというのだから便利な世の中になったものだ。

東京では、都知事が緊急事態宣言をして以来少しずつ緊張感が増しているが、昨日から今日にかけてそれが一層強まった。なんでもそれまで東京と一部都市に限られていた国の緊急事態宣言が全国に拡大されることになったからだ。それも女郎の夜働きでもあるまいに、夜8時過ぎになって官邸からの中継で発表という芝居じみたやり方。他にも色々あるが、政権もなにかする度に初動の間違いが露呈するので、蟻地獄に落ちたアリのような心境だろう。

そんなことより心配なのは、ご愛用の飯屋の経営が本当にやばくなってきているらしいこと。昨日の昼は結構客がいたが今日は昼12時に行って口開けの客、12時半頃店を出たが、それまで3人しか客が入らなかった。話も暗く「来週には今ある在庫を全部使い切って、そこで休業しようか」なんて言うものだから、「それだけは勘弁してよ」と頼んだが、既に「霞を食べ始めているのです」と実に切なそう。

今年から第3土曜は休日になっているので、来週のことより差し当たり明日と明後日が心配になる。平日は池袋まで行けば何軒かやっているレストランはあるが、この前の土曜、日曜からその殆どが休業になっていた。辛うじて開いているのはデパ地下の弁当売場だけかも知れない。しかも明日は雨とのことなので、今日は2日間まるまる三食自宅で食べられるよう食材を調達。2日だけならなんとか凌げるが、1週間以上となると別の方法論を考えることが必要になろう。ある意味贅沢な悩みかもしれぬが、やはり慣れぬことはきつい。

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