2020年2月9日日曜日

到る所青山

今朝、食事が終わりテレビを観ながらお茶を飲んでいたら長女から電話「お母さんの誕生日(12日)が近いからお線香を上げに行きたいが、行ってもいいか?」問い合わせてきた。勿論こんな寒い日に朝から家をあける用事なんか何も無い。30分も経たずに親子3人でやってきて線香を上げてくれた。この後どうするのかを聞くと、越谷だったかどこかの交通公園に遊びに行くとのこと。娘夫婦はもう50歳、さすがに旦那は眠そうな顔をしているが子供に好きなことをさせる姿勢は偉いものだ。

数日前、同じ小学5年生の孫をもつ昔のクライアントと話した折に聞いた中学受験のことなど全く気にしていないようだ。孫本人も今通っている区立小学校の隣りにある区立中学に行く気になっているらしい。旦那は旦那で、「博打につぎ込んで、自分自身と会社をおかしくしたなんとか製紙の元会長さんは子供の時から真面目で優秀、ストレートで東大を卒業したくらいなのに、長じて博打の味を覚えたため、のめり込んで人生を棒に振っています。私は子供には好きなこと先ずさせたほうが良いように思います。」

聞けば尤もだ。勉強が好きな子もいるだろうが、DNAを思えば勉強が好きな筈はない。電車の運転がしたいというのはちょっと珍しくも思うが、それはそれで良いかもしれぬ。しかし娘に言わせると、鉄道の専門高校は東京に2校しかなくて、入学は大変難しいらしい。本人が何を考えているか聞いたことはないが、小学生に聞いても始まらない。己のことを思えば、大学卒業する時になっても、どんな会社に行きたいなんて考えたこともなかった。月給が貰えるなら職種なんかどうでも良かったので、広告代理店なんて何をする会社かも分からず試験を受けたらたまたま入ってしまっただけのこと。

「人生到る所青山あり」と聞かされて育ったが、正しくは「人間到る所青山あり」らしい。骨を埋めるのは何も故郷だけではないでしょう、が本来の意味のようだ。しかし小生は、多分娘たちが故郷の長野市に骨を持っていってくれるだろう。一昨日孫の話をした古いクライアントと言うより今やすっかり友人となった同輩とそんなことで3時間も飲んでしまった。この娘と孫の話は前にも書いたようで恥ずかしいが、年寄りの同じ話の繰り返しとご容赦を願う。

2 件のコメント:

村松 光 さんのコメント...

長女のご一家がみえてよろしかったですね。お孫さんはかわいい
でしょうね。うちも三女夫婦が遊びにやってきて、楽しくおしゃべり
しました。若いから寒さも厭わず、善光寺灯明祭りをみてきたそう
です。けっこう人出が多かったそうです。

senkawa爺 さんのコメント...

村松光さん
いつもありがとうございます。
若い人は元気で羨ましいですね。
彼らの人生が輝くことを祈りたい気持ちになります。