報道姿勢

新型ウィルス騒ぎが始まったのは先月半ばか、その少し後のような気がするがなかなか落ち着きそうにない。中国の世界経済に対する影響力は馬鹿にできないものがあると思うので、この騒ぎが1ヶ月以上になると世界経済への影響は相当になるだろう。となれば、株価も将来不安から下がり気味になって当たり前と思うが、少なくともアメリカと日本の株価は小生が思うほど影響を受けないように見えるのが不思議でならない。

アメリカは兎も角、日本の観光業は大変だろうし、今朝は日本製鐵の工場閉鎖に伴うリストラ話が報道されている。これがウィルス騒ぎと関係あるかどうかは分からないし、製鉄業が日本産業界でどんな地位にあるのかも定かではないが、景気が良い話ではないことだけは確かだ。ニュースを追いかけていると、国内は政府がコロナウィルス問題に関して頑張って次々と手を打っているような報道が多い。代わって外国のことになると、どこの国にせよ政府の対策が後手々々に回り何かと大変だとの印象となる。

メディアも印象操作を意識しているのではないと思うが、結果的にそうなっているように感じてしまう。1週間か10日くらい前だったろうか、安倍首相がいつもの如く修飾語満載で「国民の健康第一で迅速に先手々々と対策を講じ、万全を期したい。」と仰るのを聴いて、思わずテレビの前で一人笑いをしてしまった。結果どうなっているかは分からないが、今朝の報道では横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の乗客が自室のベランダに日章旗を掲げて<薬をなんとかしてくれ>とSOSを発信していた。

予定を2週間も延期されたので、乗客のお年寄りが手持ちの薬が切れて騒いでいるのか思いきや、そうではなくて約2700名の客を診断するために送り込んだ医師団(どうも5名程度らしい)が診察してくれたものの、処方する薬の準備が足りないことでの騒ぎのようだ。先手々々で万全の対策には程遠いように思うが、同胞の誼でメディアはあまり問題視しない。しかし中国のことになると態度が打って変わり、政府の初期対応のご粗末さを未だに断罪するし、最近はSNSにアップされ、当局に寄って削除された映像を拾って徹底的に叩いている。

他国の事情は知る由もないが、現在新型ウィルス対策に頭を悩ましている国は30ヶ国近いと聞く。各国とも悩みは多かろうが、代表的メディアが発信地である中国政府の対応を連日自国民に非難し続けるのは各国共通だろうか?今朝の日経は、昨日習近平氏がトランプ氏と電話協議したことを報じている。習近平氏が「米国は冷静に感染症を評価し、合理的に対応してほしい」と訴え、トランプ氏が「さまざまな方法で中国に援助したい」と応えたらしい。

コメント

村松 光 さんのコメント…
こんばんは。長野は今日寒かったです。小学校の同級生が、
クルーズ専門の観光会社を経営しています。チャンスがあれば
彼に頼んで香港ぐらいまでクルージングするのもいいかなと
思っていたので、今回の新型ウイルスの発生にびっくりです。
何千人もの乗客はどうなるのかなとか、経営側はさぞ困惑して
いるのだろなと思っています。
政府もうろたえているに違いありませんね。
senkawa爺 さんの投稿…
村松光さん
いつもありがとうございます。
私もクルージングをしてみたいと思った時もありますが、やはり止めてよかったと思っています。

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