2020年2月10日月曜日

許されざるやりたい放題

昔から寒明け10日が寒さの底と聞いているが、先週の立春以降寒い日が続いている。今日明日あたりがピークで今週末になるとぐっと暖かくなると天気予報は言っている。兎も角後1週間足らずの辛抱だなんて思っても、東京は春先に大雪が降るので油断はできない。

コロナウィルス騒ぎが続いているので、他の報道がどうしても薄くなる。国会では様々なスキャンダルを抱え、追求されぱなしの政権にとっては幸いかもしれない。攻める野党側は絶好のチャンスに直面しながら、相変わらず共闘体制が構築出来ず、国民の支持を得ることが出来ずにいる。馬鹿なことだと思うが、国民民主党が連合(電力総連など電力労組が大きな支持母体)の支持をバックにしている限り、原発廃止の旗を掲げられないので永遠に無理との説になるほどと思わざるを得ない。

野党がこの体たらくだから政権はやりたい放題が目に余る。特にやりすぎと思うのは検察の取り込み。東京高検検事長黒川氏の定年を閣議決定で先月末に延長し、2月8日で退職すべき人材を検事総長に据える段取り整えたこと。これを閣議決定でやったのだが、一般人には無いが問題か解らない筈。検察庁も行政組織の一環である以上やむを得ないかと思っていた。ところが、ネットで反政府側の意見を聞くと、検察官には職務の特殊性に基づき国家公務員法でなくて検察庁法別の規範がある。

そしてその検察庁法は「検事総長以外の検察官が63歳を超えて勤務することを禁じる」規定をしている。先月31日かの衆議院予算委員会でこの件で突っ込まれた森法務大臣の答弁は論理破綻していることを元検事の郷原信郎氏がダイヤモンド・オン・ラインで解説しているが、話が難しくなるので引用は控える。何れにしてサブキャッチにある<露骨な介入で脅かされる検察の政治的中立性
>が実態を表す適切な表現だろう。

検察庁にだって正義漢はいるだろうが、トップを抑えておけば未だまだ違法なことが許されると思っているようだ。

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