現実と理屈上の経済問題

午前中久しぶりに国会図書館に行ってきた。帰り道、地下鉄プラットフォームに立っているとき珍しく株屋さんから携帯に電話が入り、帰宅してから改めて要件を聞いた。当たり前だろうが株買い、しかもアメリカ株のお勧めである。勿論そんな余裕はないのでお断りしたが、面白いと思ったことがある。今朝のニュース経済面のトップは「FRB(米連邦準備理事会)が3連続利下げ」だろう。日銀が公定歩合の引き下げを発表するのと同じこと。ただし日銀は後ろがないところまで下げきっているのでこれ以上手のうちようがない。

経済知識がないので偉そうなことは言えぬが、アメリカは何年もこの金利をいじってこなかったはず。ところが今年に入って7月9月に続く3回目のことである。日本政府も同じような態度でいるが、景気は悪くないと言い、その証拠を株高で証明しようとしている。トランプ大統領もアメリカの景気は史上最高みたい言い方をしているし、事実池袋の株屋さんが年金暮らしの老人にまでプロモーションしてくるほどだから、株価は日米ともに上がっているのだろう。

しかし世界中の経済学者の殆どが、口を揃えて下降線を辿りつつある実体経済の指標から見た将来を悲観的に予測している。だから株屋さんの言うことを信用しないわけではない、本当にお金が無いだけのこと。念の為。そんなことより昨日テレビで観たアメリカの人口問題のほうが余程気になる。なんでもアメリカの出生率が日本に似てどんどん低下しつつあるらしい。いま豊かさを誇っている彼の国ではあるが、社会福祉関連の実態を知らずに言えば、いずれ我が国同様人口構成の逆ピラミッドが現れて苦労するだろう。ザマーミロだ。

個人的には日本経済は我が家と同じように劣化の一途と思っている。しかし昨日のテレビで森永卓郎氏がこれも面白いことを言っていた。我が国は富裕層がアメリカに次いで多い国だそうだ。100万ドル(約1億1千万円)以上の余裕資金を保有する人が360万人程いるそうだ。森永先生曰く「日本も格差が著しく広がっているのが実態で貧乏人は益々貧乏にならざるを得ない。消費税増税なんか全く不必要。」

なんて仰っても、政策で貧富格差解消なんてありえないだろうし、福沢諭吉先生は若い時に学問をしないと貧しさから脱し得ないと言われている。どの道、年金の範囲で楽しみを見つけるしか無い。

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