2019年6月7日金曜日

木鐸の自負は無いのか

東京はどうやら今日から梅雨入り、朝から気分がすっきりしない。土砂降りの中これから出かけなくてはならないので早めに書いている。天気のせいばかりでなく、やるせないことが多すぎる。お前には関係無いだろうと言われればその通りではあるが、日本の現状を注視して将来を真剣考えている人間が見当たらないことが辛い。

億を超える人間が居るのだからいない筈はないが、少なくともマスコミにはなかなか登場してこない。マスコミのありようについてしがないブログでブツブツ文句を並べても仕方ないかもしれぬ。それにしても酷すぎる。政治が国民の期待と必要性からかけ離れてしまったことに関し、どうしてもマスコの責任を問いたい。政府高官の悪口をずっと書き続けてきたけれど、彼等だけを責めるのはもうやめる、野党を含む政治家全員と彼等の共犯者に近いマスコミの一蓮托生ぶりが目に余る。

特に昨日のマスコミ各社は筆を揃えたかのように、総理の在任期間が史上3位(11月には史上最長)と特筆大書していた。併せてテレビ通じて流された映像は吉本興業のお笑い芸人との面会である。報道側に如何なる意図があったか分からないが、正にブラックジョークとしか思えない。テレビは国民経済について毎日の株価情報を取り上げていれば事足れりとしているかもしれぬが、現在日本の経済はとてもそんな状況ではあるまい。

産業の競争力が失われ、日本経済は劣化し、国民の実生活が貧困に傾きつつあるのが実態だろう。1億有余の国民を乗せた航空機が急降下している中で操縦室の中をチェックできる筈のマスコミの諸君、よくのんびりしていられるものだな。ここ数週間、君らが取り上げたニュースを振り返って反省してみたまえ。例えば丸山穂高議員についてのだらだら報道は問題の本質に如何ほど迫っているのか?

老人の交通事故問題、子殺しや親殺し問題、その度に長々と取り上げられるが問題の本質と解決ににどれほど貢献し得たのか?日本が世界の動きから取り残され、まるきり子ども扱いされている原因は何処にあるのか?諸君の目の付け所が正しいか、胸に手を当てて反省してほしい。

0 件のコメント: