2019年5月14日火曜日

米中の衝突

どうやら日本政府はトランプ氏に次のように頼み込んでいるらしい。、国内で持て余し、飼料にするしか考えられない古古米20万トンとかを手土産に金正恩氏会いに行きたいので、許可と段取りを願いたい。これが前提条件なしの面会云々発言の真意らしい。北の農業地帯は飢饉状態で餓死者も出ているそうだから、トランプ氏も同意する可能性は高いかもしれない。

これで人道的支援が行えれば、少なくとも対話の糸口は掴めるだろうから結構なことだ。しかしこれを許せば韓国中国が希望している人道支援を止めることが出来なくなる可能性もありそうだ。トランプ氏も流石にすぐにはOKを出し難いのだろう。それにしてもトランプ氏の戦略か我儘か判断しかねるが、対イランと対中国への制裁なるもの、些か度が過ぎるような気がしてならぬ。

自国第一主義は結構だが、己の都合が悪いのは全ての否が相手国にあるとの考え。国と国との友好や緩やかな連帯や連合を徹底的に無視して自ら孤立化を突き進んでいる。とどのつまりが武力衝突になっても、アメリカが負ける訳が無いから上等だと言わんばかり。先の大戦後に成立した国際連合はアメリカが主導したのではなったか?このまま行けば国連組織すら存在意義が無くなりかねないようにさえ思う。

今日配信されたメルマガに、中国の習近平氏がトランプ氏の言い分に顔色が変わった、とあった。恐ろしくて青くなったかと思いきや、そうでもないらしい。
日本では批判的な報道が多いが、「一帯一路」構想や「中国製造2025」構想は着々と進捗し、前者への参加国は年々増加しているようだ。現状を客観的に見る限り、アメリカに親近感を持つ国が減少する一方で中国に接近する国が増えているとのこと。

経済力でアメリカに次ぐ世界第2位になった中国、何れはアメリカを抜くだろうとも言われる。しかし軍事力ではそう簡単に追いつくことが難しそうだ。しかし、共産党の強みは相当先のことを視野に入れて戦略を立てていることにあり、トランプ政権の寿命より習近平氏の方が長いだろう。従ってアメリカの方針転換が待たれるが、経済の対立が武力衝突に繋がった事例は事欠かぬ。

NATOなんて連合もどこまで持つか分かったものじゃない。ある日アメリカの味方は西のイスラエルと東の日本だけなんて日が来ないことを祈るばかりだ。米中が武力衝突すれば、日本が最前線になることは間違いないらしい。

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