危機感と緊張感

日本はアメリカの同盟国で、アメリカの軍隊が駐留してまでして日本を守ってくれている。と信じている国民も多いだろう。小生始め凡人はそれでいいかもしれぬ。しかし少し外国の事情が分かっていたりする人からすれば、その考えは大いに異なるのが自然ではないか。例えば数日前に発生したスリランカの大規模なテロ事件、この真相は未だはっきりしないが、IS即ちつい最近まで中東で大変な混乱を惹き起こしたイスラミックステイト残党が関わっていたとの報道もある。

欧米の放送局は揃って現地に特派員を派遣して、連日現地から生々しい報道を続けて、日本のマスコミの取り組みとは全く異なる。ISの残虐性については日本人も被害にあっているので知っている人も多い筈。だから言うのではないが、日本は御代替わりが近いことと例年以上の大型連休を控え、マスコミを含め何となく浮かれた気分が充満している。こんな時にこそ、指導層の人たちには、勿論マスコミも含むが危機感を持ち緊張感をもって業務に精励してほしいものだ。

海外旅行がままならない貧乏人の僻みかもしれぬが、昨日首相は29日までの予定で新しい政府専用機に夫人と大勢の取り巻きを連れて乗り込み、1週間の外遊に旅立った。しかも訪問先はフランス、イタリア、スロバキア、ベルギー、アメリカ、カナダの6か国。月末月初は皇室行事が重なるのでいくらなんでも不在は許されない。ならば国民より一足先に唯一の家族である女房同伴で海外旅行が見え見えだ。出発に先立っては二つの国政選挙(衆議院補欠選)で負けたことについて、自民党員全員でしっかりと反省すべき、まるで他人事の様なお説教までしている。

首相の頭の中には国会の開催中なんかまるで無いようだ。国内はお殿様気分で何でも許されると思っているのだろう。百歩譲ってそれを置くにしても、外国は事情が違う。スロバキアの事情は全く分からないが、EU諸国は選挙も近いし、東南アジアやアフリカ、中東など関係国の紛争等があり今非常に忙しい時期である。特にフランスはノートルダム寺院大火災やら社会保障費を巡る国民運動への対応で大わらわ、そこへもってきて焼け跡の見学を申し出て断られる有様。何を考えているのかねだ。

そんな時に首相が観光気分でノコノコやって来る日本と言う国を訪問先首脳はどう見るか?聞くまでもなく小生でさえ分かる。

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