来るべき時代

日本では新会計年度が始まった。諸外国の多くも同じだろう。年度替わりは個人的に無関係だが、たまたま誕生日が今月4日なので、また馬齢を重ねるかとの思いがある。海外の報道からすると、国内に混乱を抱える国が多い。比較して我が国は静謐を保っている。外国人が羨ましがるに違いない。勝手な想像だが混乱は若さとエネルギー、静謐は老いの証拠の様なものだ。日本は旦那が三代目になった老舗の大店と思えばいい。

大店にもいろいろあるが、戦後急成長して飛ぶ鳥を落とす勢いがあったお店が僅かの間で没落した例は枚挙にいとまがあるまい。個人的には時代の移ろいと簡単にあきらめもつこうが、国家の指導者にはもっと危機感を持ってほしいものだ。しかし残念なことに大店の例を持ち出すまでもなく、先祖の遺産がそれなりにある三代目には危機感を持てと言う方に無理がある。店が潰れ、家作や土地が引き剥がされ母屋に危険が迫れば、自ずと賢い四代目や五代目が誕生するのだろう。

イギリスやフランスのように歴史ある大国は、そういった危機を何度も乗り越えてきたと思うが相当な混乱に直面している。お店の1世代が20年から25年とすれば60年から75年、総理大臣は戦後53代目だそうだが、日本の政治世代もそろそろ「売り家あり」と唐様で書く頃合いに入ってきたのかもしれぬ。多分この静謐の最中におさらばして、我が国の次の混乱を目にすることは叶わぬであろう。しかしいくら少子化が進んでも、それはいつかやってくるに違いない。

その時起きる変革は 痛みを伴うだろうが、それが人間社会の実態がであり必然ではないだろうか。諸外国の現実を垣間見て思うのは、思想の混乱、特に永いこと最善とされてきた民主主義が揺るぎ始めている実態だ。特に政党政治の理想とされてきた2大政党制なども大きく揺らぎ始めている。個人的な思想が統一できるほど人間は単純でないと理屈では分かっていたのだろうが、。

その個人で形成される国家と個人との関係、現代はその上に国連なんてものまである。そうなると盛んに言われる国家の人権問題なんてことも、どう折り合っていくのだろうか。もうじき消えていく人間には難しい問題ばかりだ。新しい人に考えてもらわねばなるまい。

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