2019年2月24日日曜日

ご在位30年記念式典

今日は今上陛下の送別式典の日、このことについて国民はどのくらい認識しているのだろう?確か在位20年の時は今の野党民主党政権下だったせいかどうか、様子が大分違う。当時の式典は今日と同じ国立劇場だったが、第2部とも言える商工会議所主催の「御即位二十年をお祝いする国民祭典」が夜になって皇居前広場で両陛下臨席のもと盛大に行われたが、今夜は何も無いようだ。

何れにしても政府主催の式典が何故今日になったのかも知らないし、今日式典があることを知らない人の方が多いのではないだろうか。本当は頭から観たかったのだが、昼飯の後で買い物があったりして寄り道したため、外国駐在員代表の挨拶からしか生で観ることが出来なかった。20年式典ではこの外国駐在代表祝辞なんぞは無い。その後に続いた国民を代表しての祝辞が、内堀福島県知事と川口賴子元外務相。福島県知事が高校の後輩だから言うのではないが、まあ良いとして、川口頼子が何故代表になるのか理解に苦しむ。司会者が陛下の海外訪問の際女性として初めて随行員に選ばれたことを強調していたが、だから何だと言いたい。

今の政権は皇室を軽んじているから仕方ないが、兎に角全体的に変な白々しさが伝わってきたことは否定できない。中継を観始めた時は両陛下の顔つきが随分厳しく思えたが、国民代表の後に続いた波野久理子さんの御製と御歌の朗読、、続く沖縄出身の歌手三浦大知さんの琉歌の独唱になると別人のような優しいお顔になられたのでほっとした思いだ。ひな壇に居並んだ三権の長と官房長官には、この陛下の平和への思いと沖縄に対する思い入れはとても伝わらないとは思う。

しかし最後の陛下お言葉は重い。要約すれば「自分は戦争ない時代を過ごせたが、後を継ぐ者たちのことが心配だ。」畏れ多いが全く同感と言わざるを得ない。このお言葉の時陛下は少し頁を飛ばされたようで、皇后さまが脇からサポートされた。陛下を見送って思ったのは「随分とお歳を召されたことよ」だ。志賀高原でスキーに励んでいた若き皇太子殿下が懐かしい。

2 件のコメント:

tak さんのコメント...

前に「天皇陛下万歳!」に対して陛下は大変無表情だったことがあった。
今回は万歳!は出たのだろうか?

senkawa爺 さんのコメント...

takさん
 ご無沙汰しています。コメントを有難うございます。
今回は総理が両陛下の面前に立ち音頭を取って、全員で万歳三唱となりました。
陛下は無表情でしたが、複雑なご心境と拝察しました。