2019年1月22日火曜日

友情ある説得

そばで常に注意を喚起してくれる人間がいないことは実に不便である。特に身の程を弁えない振る舞いに及んで恥をかくことが多くなることが切ない。ブログなんかもそうであるが「碌なことが無いから止めなさい。」と何度注意を受けたことだろうか。知り合いに迷惑を掛けたり、他人様から馬鹿にされることになりかねない等々の理由である。

過去はそれでもそういう人間が傍にいたから何とかなったが、今はそれが無いのでブレーキが壊れた自転車状態だから怖くて仕方ない。恥をかいてから後で気が付けばまだましで、気が付かずにすぎていることが多いに違いない。翻って現政権を思うと、何でもかんでも安倍首相の独り舞台だから正にブレーキの壊れた自転車状態とも言える。首相の周辺に然るべき人物は存在せず、幇間まがいの集まりだから仕方ないとして、問題は我が国の国際的立ち位置である。

官邸周辺は口を開けば「我が国は普遍的な価値観を共有する国々と協力して、国際的に存在感を示していきたい。」と言った趣旨の発言を繰り返している。現代の世界情勢で普遍的価値観とは何か?少なくとも小生には説明できない。ボケ老人が分からなくても良識ある外国人が理解してくれれば良い。しかし諸外国が我が国をどのように観ているか、外国語を知らないので直接確認はできない。

報道で知っているのは、先日韓国が国防白書から「韓日両国は自由民主主義と市場経済の基本的価値を共有している」との表現を削除したことくらいだ。韓国なんてどうでも良いと思っている人間も多いのかもしれぬ。でも中国やロシアは日本を一人前の主権国家と認めているのだろうか?少なくとも先日の日露外相会談では、4時間近く話し合ったと言うのに何故か日本は共同記者会見を断っている。

結果双方が別々に記者会見を行ったが、その内容たるや悲惨としか言いようが無い。大学生と幼稚園の生徒が一緒に学習したテーマについて意見の交換をした結果の発表である。それぞれの見解があるのは当然として、日本側は単独記者会見であっても見解を示さない。或いは示せないのかもしれぬ。別に国際的に指導的な役割を担ってくれとは言わないが、せめて命を賭けているアメリカからは立派な弟分だと評価され、相応しい助言や忠告があれば少しは雰囲気が変わるかもと願ってしまう。懐かしいゲーリー・クーパー主演名作のタイトルを思い出した。

*ブログをサボる日が続いていますが明日もまた休みます。

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