2019年1月20日日曜日

意味不明乍ら「ブロックチェーン」

海外にお金を送る必要が無いので意味を正確に理解はできないが、昨夜テレビで聞いた「中国アリババのブロックチェーン」が気になっている。何でも中国の通販大手アリババが目下力を入れている分野で、銀行を通さずに海外送金できるシステムを独自に構築すべく動き始めているらしい。現代社会では世界中に通用する通貨(基軸がドル)があり、この存在で各国の経済が活性化し、その好不調もそれによって計測されているのではと思う。

その通貨の流通に介在して大きな役割を果たしているのが、各国にある金融機関で主なものが銀行だろう。友人に元銀行マンがいて先年スキーに同行した際に解説を聞いた記憶があるが、難しくて頭に入らなかった。個人的には関係が無いからどうでもいいが、発展途上国に於いて国家が稼ぎを資源に頼っている場合、銀行を介在させず輸入国が直接決済してくれることが可能になると大きな魅力らしい。

この場合決済通貨が何になるのか?その辺が理解できてないのだが、複数の銀行を経由した場合の手数料だけでも大きな金額なのかもしれぬ。アリババは通販会社と言っても今や世界有数の巨大企業であることも確かだし、我が国でも昔の金持ちは皆金貸し業で資産を膨らませたと聞くが、同じ発想かもしれぬ。とすれば世界に新たな金融機関(銀行)が一つ増えるだけだからそんなにびっくりするほどのことではないかもしれぬ。

しかし現代の情報技術最先端を行く企業の発想だからそんなに単純なことではなさそうでもある。かと言っても基軸通貨や世界中の銀行に影響を及ぼすようなことになればこれまた快挙と言わざるを得ない。何なんだか分からないが、情報化が進み、個人であれ企業にしても資産の隠しごと何ぞもうすぐ無意味になりそうな世の中ではないか。尤も我が日本では相変わらず日産会長の隠し財産とか、大手企業の人件費統計が不正確だと言って騒いでいるが。

スーパーコンピュータを駆使する優秀な技術者がいれば、今すぐにでもそんな問題は簡単に解決する筈だ。問題はデータの管理システムだと思うが、日本に限って言えば人口は僅か1億人そこそこ、企業数なんぞは高々500万強しか無い。既に庶民の懐は丸裸だが、企業の財務も含めるなんてことはお茶の子だろう。ここまで来ている情報化社会だ。少し発想を変えたら日本にだって、新たな産業が産み出される可能性は幾らでもあろう。

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