バカ万歳

昨日久し振りに国会図書館に行って少し本を読んだりしてきた。行くたびに思うのがこの図書館のシステムのアップデート(更新)のスピードである。

記憶では通い始めたのもそんな昔ではないと思うが、当時蔵書は全て紙のカードで引き出しに収められていて、それを探し当ててカードに記入、そのカードをカウンター提出をしてカウンターの前の椅子に腰かけ自分の番号がボードに表示されるまで待つスタイルであった。従って蔵書の検索が館内に多数設置された端末で行えるようになって日は浅いと思うが、一か月も行かないとこのシステムのどこかが変更されている。

利用する立場からすれば、日進月歩で使い勝手が良くなるのだから文句つける理由は無いが、税金で運用されているこのシステムの初期経費とか運用経費を想像すると莫大な費用になるに違いない。システムは富士通かNECのどちらかだった筈だが、ほぼ永遠に続くビッグなビジネスだから獲得に関しては相当な商戦があったことだろう。世は正にコンピュータシステムの時代、東京では無人の電車が走るのも当たり前、自衛隊の隊員諸氏は連日厳しい訓練に励んでおられるが、いざ鎌倉になった時は米軍と連動したコンピュータシステムが機能しないと動けない。

政敵を外国に置かれている領事館に誘い込んで殺人に及んだとされるサウディアラビアでさえ、軍隊は英米の装備で近代化を図ったり、コンピュータシステムが大活躍の投資ビジネス拡大をアッピールしている。アラビアンナイトのロマンもへったくれもあったものじゃない。世の中には常に頭のいい人が沢山いて、これらの人々が考え出した科学技術の発展がロマンを全く感じさせない殺伐たる世相を生み出してきた。と言ったら語弊があるかな。頭が悪い癖に生意気を言ってしまった、ごめんなさい。

昨日図書館のシステムのお陰で「文藝春秋」1960年1月号同級生交歓に楽しい記事を発見したので抄訳を披露させて頂く。大日本武徳会々長(元陸軍大佐・張作霖顧問、元衆議院議員)町野武馬氏と元陸軍大将・関東軍司令官の植田謙吉氏のお二人。町野氏が文を書いている。「共に明治8年の生まれで陸士の出身、約700人のうち40数人の生き残り中のバカ二人。並べて写真を撮る奴もバカ。自分は小学校もロクに出ずボロ出さず大佐まで進んだ本当のバカ。植田は正反対の立派な奴、大将まで行った。人物を見込まれ入閣を懇請されること数度に及ぶが絶対引き受けぬ。長いタケノコ生活に貧窮しながら、敗戦と言うのに軍人が恩給を受け取れるかと言って受け取らなかったバカだ。」

現代も続いているこの頁、登場するのはお利口さんばかりで面白くない。

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