高みの見物

来月に予定されている自民党総裁選挙。今のところ立候補を正式表明しているのは石破茂氏と野田聖子氏だけだが、野田氏は残念ながらと言うか、身から出た錆かは兎も角立候補できる目は完全に失ったようだ。しかし肝心の安倍総理は立候補表明はせず、どこかの運動部監督さながら地方自治体の議員連中を官邸に呼びつけて懐柔したり脅したり、或いはドタバタと全国を駆け巡ったり、しているようだ。

この動きに連動して安倍政権下で甘い汁を吸ってきた連中、典型的なのが二階幹事長一派と麻生派かな、は立候補表明すらしていない安倍晋三氏の選挙対策本部を党内に立ち上げて気勢を上げると言う騒ぎになっている。周囲の異常さは措くとして、何れ選挙は安倍と石破の一騎打ちになることは既定路線のようだ。選挙権を有する自民党員や選挙の際自民党候補者に1票を投じた人は来るべき選挙をどう見るのだろう?

投票権が無いので高みの見物しかないが、ある意味大いに期待をするところがある。あのおかしな目つきとやたらに指の長い手の動きが気持ち悪い石破氏は決して好きではないが、彼の言わんとするところは賛否は別にして概ね理解できる。一方の安倍総理であるが、長い政権運営の中でいろんな発言を聞いてきた。しかし国会における官僚作文の棒読み以外に真面な発言を聞いた記憶がない。

特に国会予算委員会の質疑応答に至っては常にはぐらかしやすれ違いで、真面な応答になったためしが無かったと言っても過言ではあるまい。故に安倍氏が考えていることがよく理解できない。今日も接骨院の先生から「安倍さんは何をしたいのでしょうね?」と諮問され一瞬返事に詰まったが取り敢えず「憲法改正をしたいのでは。」とマスコミ報道に倣って答えたが、実のところ改正したい具体的内容は分からない。

要するに安倍氏の政策とは何かである。石破氏の場合、憲法改正について論ずれば9条2項を改正して国軍を創設する、であろう。この意見が国民の支持に耐えるかどうかは別にして、石破氏には本気で政策論議をぶつけて貰いたい。報道では地方再生問題等と些か矮小化した問題を云々する向きもあるが、もっと根本的な経済政策、この6年間アベノミクスが日本にもたらしたことについて本気な議論が聞きたいものだ。

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