2018年6月4日月曜日

東京水

三日ほど夏のような日が続いた。日中外を歩くには帽子が必要になる。幾つもあったはずの帽子が1個もないので仕方なく近くのスーパーで1個購入した。形的にはハイキングにも使えそうだが、顎ひもが無いので本格的な山用にはならないだろう。

帽子が有ろうと無かろうと、この暑さになると流石に喉が渇く。帰宅してコップに氷を放り込んで飲む水がたまらなく美味い。亡くなった家内は何故か飲用水を必ず買い置き、お茶を淹れるにしても製氷器にも水道水を用いなかった。お勝手のことは一切口出ししないと決めていたので文句を言ったことは無いが、昔から不思議に思っていた。スーパーで他人を見ても、水を購入している人は大勢いる。

外国では水道水は飲用にならないとする国は多いし、事実海外へ旅行した時は封の開いていないペットボトルの水しか飲んでこなかった。日本でも大阪時代は水道水が不味くて飲む気にならなかったことも経験した。従って場所によってはペットボトルに入った飲用水を常用せざるを得ないところもあるだろう。幸い石原知事の時代だったかどうか忘れたが、知事が「東京の水を輸出したい」と自慢していたが、これには同意したい。

ペットボトルの水にはフランスのアルプスの水だことの、国産でも産地を自慢するようなケースが多いようだ。しかし原産地がどこであれ、加工品の水には不安が残る。東京に戻ってからのことだったと思うが、六甲の水を使ったウィルキンソンの水だったか炭酸水から異物が発見されてニュースになったこともある。最近は山の渓流ですら「飲用に適さない」との注意書きを見るようになった。孫たちが小学生の頃、温泉の注ぎ口からお湯を救って飲むのを見て慌てて止めさせたこともある。

とかく不便な世の中ではあるが、東京の水道水には今のところ全幅の信頼を置いているので水道局の皆さんには頑張ってもらいたい。因みに我が家の所在は板橋区と豊島区の境に位置する巨大な水道タンク裏である。越してきた時からこのタンクはコンクリート造りで存在していたが、数年(ひょっとすると10年の上かな)前に巨大な施設に生まれ変わった。一度工場の見学をしたいと思っているが未だ実現していない。

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