2018年5月7日月曜日

世論それとも自浄作用

国会に対する政府の不誠実な対応に反発した野党が審議を拒否している。このことを野党が国会をサボって、国民にとって大切な国会運営を妨害しているが如き意見を吐く者がいる。全くそうは思わないが、そう思う人間は果たしてどのくらいいるだろうか?第一、働き方改革法案が今国会の目玉だそうだが、そんな法律が本当に必要とはとても思えない。

野党はサボり論が幅を利かすのが怖くなったのか、今週から国会正常化に舵をきりそうだ。柳瀬元総理秘書官の参考人招致で手を打つとしたら腰砕けも良いところだ。中途半端な妥協せずに徹底的に抵抗すればいいではないか。選挙を怖がるくらいなら最初から政治家になんかなりなさるな。マスコミもいつも同じような世論調査ばかりせずに、国会不正常の原因はどこにあるか、を聞いてみてもらいたいものだ。

新聞川柳欄に「調整がつけば記憶を取り戻し」「知らなんだ事実は調整するものと」「調整が済んで出演猿芝居」「言い訳に覚えていないと言う子増え」「うみの親うみ出し切るとのたまわく」などの句が並ぶのも当然だろう。昨日のテレビ(TBS「時事放談」)に出演した自民党の村上誠一郎氏曰く「そろそろ自民党も自浄作用を発揮する時期に来ていると思います。」

自浄作用が働くようなヤワな自民党でないことは自明なことだ。結局はいつの日にか行われる選挙に期待するしかないのだろう。安倍晋三氏の思いが叶うことは我が想いと反比例するが、それが浮世であれば仕方がない。

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