2017年12月28日木曜日

休日モード

年末28日、普通の勤め人ならご用納めだ。昔は電話機くらいしか機械が無いから、全員で不要な書類を破棄したりして机の上を整理し、一端事務所を奇麗にしてから、昼頃には出前の寿司でも取ってビールと冷酒を少し飲んで早々に職場を後にする、がお決まりのパターンだった。でも最近は、机の上に書類が山積みの職場は少ないだろうし、灰皿も無い方が多い筈。

掃除は委託先の小父さんか小母さんがしてくれるから、下手に手出しは出来まい。社員が休んでいても机上のパソコンは休みなしに動いている。企業や役所の生産性がどれほど向上しているか分からぬが、唸る程のボーナスを手にする勤め人はさほど多くはなさそうだ。管理職になればボーナス袋が縦に立つと言われた時代もあったが、残念ながら経験できなかった。

世の中が変わっているのは間違いないが、変わらぬこともある。今週は月曜日から商店街の外れにしめ縄や松飾りを売る仮設小屋が出て、門前に飾り付けを済ませた家も大分増えてきた。一昨日にはご近所の路地で家族総出で餅つきをするお宅があったので驚いた。田舎なら珍しくないだろうが、あの立派な木臼がどこにしまってあったのだろう?そんなに大きなお宅ではないが、蒸篭は何処は何処で蒸しているのかな?こちらの余計な心配はよそに、旦那さんが杵を一搗きする度に、奥さんが器用に返し手を入れていた。

東京では賃餅を依頼する先さえ無い筈、実に懐かしい感じだった。雑煮の餅は何処からどんな具合に調達するのか、一度婆さんに聞いてみようと思ったが未だ聞けていない。明日から約1週間は全国的に休日モードの筈だ。これは世界的に見ると相当めずらしい現象らしいが、世界中、特に北の若旦那には見習ってほしいような気がする。正月が明ければすぐ韓国で冬のオリンピック、これに北朝鮮が選手団を送ることを決めれば一安心だろうが、未だ態度がはっきりしていないようだ。

アメリカも同様のようだし、我が日本にも米朝開戦があることを歓迎しないまでも、必然として軍国主義を推進する一団が存在する。暮・正月ぐらい来し方を顧みて物事を冷静に考えてほしいものだ。

1 件のコメント:

信州爺 さんのコメント...

爺 様

 今晩は。コメント失礼します。
すっかり押し迫ってしまいました。門松や餅つきの年末風景の事、都心でも
未だに息づいておるのですね。なんだかホッとしました。
喜寿を過ぎて、日常的に衰えを自覚するようになり、情けないことですがどうしようもない
自分に焦りを感じますが、貴兄に倣って少しだけ前のめりに元気を出したいと思います。
 一年間、ブログアップありがとうございました
いつも感嘆しつつ楽しみに拝読させていただきました。来たる年もよろしくお願いします。

  信州爺