2017年12月26日火曜日

5年目の暮

この週末に風邪をひいてしまった。熱こそ出なかったと思うが、喉の痛みと鼻水が止まらなくなってしまった。土日と市販薬を飲み続けたが体調は改善しない。昨日早朝に婆さんから医者に行かなきゃ駄目、と督励されて耳鼻咽喉科の診察を受けて薬を処方してもらった。これを飲んで早く寝たせいか今日は大分楽になった。後期高齢者なので3種類の薬を7日分処方してもらい、診療費を加えても千円に満たない。確かに婆さんの言う通りやせ我慢はせず、専門医の診療に如かずである。

普段から無理をしているつもりもないので特に気を使っていないのも事実だが、一冬で必ずと言っていいほど一度は風邪をひいてる気がする。万病のもとだから引いたら早く治さなければいけない。今年も残すところ数日、7日分処方してもらった薬を3日服用くらいで済ませてもらえば、と願うばかりだ。

話が変わるが、昨日は北海道の札幌ドームで日ハムから米大リーグ・エンゼルス入りが決まった大谷翔平選手のサヨナラ会見が開かれ、1万3千人のファンが集まった。彼は日ハム入団から未だ5年で、23歳と聞くとその若さに改めて驚いた。随分大人になったと思っていたからだ。同じく昨日は、第2次安倍内閣が発足してまる5年目だったとのこと。こちらはもう5年も経ったかの感が一入だ。党名すら忘れた民主党の内部抗争を誘い、野田総理を挑発して総選挙に持ち込んだ当時のことはもう遠い昔に思えてくる。

大谷選手と同じ5年ではあるが、安倍氏がし遂げたことは大谷選手の比ではない。大谷選手は野球界にあってひたすら自己研鑽に勤め、個人的に成長しただけのこと。安倍氏を野球人に譬えれば、個人的に成長したようには見えないが、ルールを根底から変えてしまうぐらいのパワーを発揮して、日本社会に変革をもたらした。言いたい根拠を書き出したら切りがないので今日は書かない。

彼が生きているのは政治の世界、大谷選手のようにお客を喜ばす必要は無いし、スリーアウトチェンジも無い。代わりに安倍氏は国民の負託に応える義務を背負い、国政選挙に負けるとその場で交代しなければならない。それを問うのが国政選挙で、彼はこの5年間で何度も選挙を勝ち抜いてきた実績がある。これが大谷選手の成績をはるかに凌駕している訳だ。しかしこの実績には少し疑問を呈したい。選挙結果と安倍氏への信頼度の差が気になる5年目の暮である。

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