2017年12月18日月曜日

馬鹿にするな!

偶数月の15日は年金支給日に当たるので待ち遠しく楽しみな日である。先週の金曜日がそうであったが酷いショックに襲われた。10月の支給日に気づくべきであったが、6月の支給に比べて約9万円減額されているのである。具体的には38万円と思っていた支給額が29万円しかない。何かの間違いかと思って税理士事務所に問い合わせると、年金機構に直接問い合わせてもらわないと分からないそうだ。

思い当たる節は一つあって、昨年臨時アルバイト収入が100万円あった。多分これが響いているのだろうが、源泉徴収で先ず10万引かれ、更に年金から9×6で54万引かれたら残りは36万。これから調べるが、電話はなかなか繋がらない。政府は税制改革大綱だとか働き方改革だとか勝手な屁理屈を並べ立てているが、要は取り易いところから取り、無駄遣いのし放題。中でも許せないのは「防衛費にGDP1%のシーリングがあるとは思わない」と言ってのける無神経さ。

取り易いところからむしり取った国民のお宝を何が悲しくてアメリカに差し出さねばならぬか。馬鹿にするな!と本当に怒りが湧いてくる。若い人からは、爺が生きているだけでもらえる金だ、偉そうにグダグダ言うなと叱られるかもしれぬ。分かっているが、明日は君の身だ。特に定年が間近に迫っている人たちは支給開始年齢の引き上げはもはや確定的だろう。政府は、人生100年時代だから、50や60歳からでも後20年や30年は働けるなんて馬鹿な目くらましを言っている。

だったら議員年金の復活なんて口が裂けても言うんじゃない!国会議員になろうなんて活力のある人間の再就職なんて幾らでもあるのだろう。国会議員の成れの果てで乞食をしている人間がいたら連れて来て見せてくれ。この週末のテレビではバブル時代採用サラリーマンの悲哀が様々報道されていた。サラリーマンによって国家財政の大部分が占められていると言うのに、働き方改革の何と非情なことよ。一説(経済評論家萩原博子氏の試算)によれば、これによって企業の残業費が7~8兆円節約され、勤労者世帯の収入に年間では10万単位で響いてきかねないとのこと。

残業代が減ることは喜ばしいこともあるだろうが、当てにして残業している人も少なくないだろう。これも昨日のテレビを観て思ったことだか、政府はいとも簡単に言うが50歳過ぎての職替え、起業なんて出来る人間はどのくらいいると思っているのか。不幸な家族が増えないことを祈るばかりだ。

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