日本の考え無いのか

昨日早朝3:18北朝鮮は新型弾道ミサイルの発射実験を行った後、午後になって重大声明を発表して、この新型ミサイルはアメリカ全土を射程に納めるICBMだと称した。日本の政府、防衛省は例によって情報を収集して詳細な分析をしているとのことで、午後の参議院予算委員会の小野寺防衛相も、夜のテレビに出演した元防衛相の中谷氏の口からも、北の発表を鵜呑みにはできないと言うのみで、ミサイルについて明確な認識は聞けなかった。しかしアメリカの政府と軍はこの実験をICBM。とほぼ認めるような発表をしている。

中国やロシアの見立ては分らないが、問題は韓国である。見立てがどうであったか分からないが、韓国は北のミサイル発射の6分後に、陸海空軍がそれぞれミサイルの発射訓練を行ったと報じられている。日本は官房長官の会見が4:30、総理が態々早朝から出てこなくてもいいと思うが、何を思ったか6時過ぎに会見を開いてテレビカメラの前で北を非難する一方で、自衛隊が発射当初から日本海に着弾するまでの動きを完全に掌握していたと述べたようだ。この違いの意味するところが、アメリカから沢山買わされている高額な兵器が役立たずの代物であることの証明でないこと祈りたい。

しかし韓国は70年間朝鮮戦争当事国でもあり、朝鮮戦争以外にも外国で何度も戦争に参加している。引き換え日本は、1945年以来、戦争を放棄し、世界もそれを認めてくれていたのだろう、72年間戦争に巻き込まれたことが無い世界でも珍しい国でもある。依って如何に我が国がのんびりしていようと、この違いはあって当然、全くやむを得ないと思う。ただアメリカは「日本だけが北朝鮮の危機を傍観するのは許さない」と声を荒らげているかのようだ。

この態度は大統領がトランプ氏に変わってから著しいが、昔からアメリカは自衛隊をアメリカ軍の下請けに引きずり込む戦略を静かに進めている。アメリカに限らず普通の国では外国との関係は相当長期スパンで考えて、戦略を練るものだろう。それが外交戦略と言うものだ。日本は外交戦略を問われれば、一にも二にも「対米追随」で、他国を顧みる余裕は無いようだ。

と言えば、他国のことにしょっちゅう口出しする現代の政治家からは「馬鹿なこと言うな」と叱られそうだが、「対米追随」以外の戦略が有るならぜひ教えて頂きたい。そこで、他策が無いことを前提で言いたい。如何に敗戦国といえど曲がりなりにも同盟関係にある主権国家だ。もっとまともに向き合って、日本の考えもぶつけてはどうか。たまに意見の不一致がある方が自然だ。これじゃまるで奴隷国家で、世界中から馬鹿にされる一方で、誰もまともに相手にしなくなるのではと心配だ。

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