2017年9月8日金曜日

叩かれ過ぎると、つい

未だ大学は夏休み中と言うのに長袖を着るような日が続いていたが、やっと朝から日差しが降り注いだ。でも残暑とはとても言えない。既に桜の木の葉が黄色くなって散り始め、淡い光の中に濃厚に秋の気配が漂い始めている。ロマンチックには違いないが、幾ら季節柄とはいえ、昨日発売の週刊文春に合わせてマスコミが一斉に報じた山尾志桜里議員の不倫騒動には本当に驚いた。

最近のマスコミは、記事やら時間の3分の1くらいは不倫ネタが無ければ埋まらない、と婆さんが皮肉めかして言っていた。それは兎も角、些か品が無いが、どんな人間でも臍から上と下では人格が別とはよく言ったものだ。代議士は地元と東京の間を金帰月来で往復する生活の筈。これだけでも凡人には想像できないくらい忙しいと思うが、その間に子供をもうけて子育てしながら、愛人と浮気する時間を捻り出す能力には想像を絶するものがある。

山尾氏は代議士として著名でもあり、国会でもそれなりに活躍している方だろう。山尾氏にして浮気の逢瀬を楽しむ時間を生み出せるくらいだとすれば、与野党を問わず無役の政治家なんか暇で困るのではないか。やっぱり政治家の員数が多すぎる。もちろん報酬については言うまでもない。芸能人が政治家になることを不思議に思っていたが、政治家も芸能人に似た程度の良い職業と考える人間が増えているのだろう。

考えてみれば確かに似ているところが多いかもしれぬ。しかし、一般世間とかけ離れた特殊の世界の人間が、まともに国民生活を心配できる筈もあるまい。民進党新代表になって早々に躓いてしまった前原代表はある意味では気の毒だが、これも実力、即ち必然と受け止めざるを得ないだろう。どんな手順で凌ぎきれるか切れないか、とても予測は出来ないが、常に現実(リアリティー)を直視することを大切にしたい、と自ら言っているのだから、深層に亘ってそうして見るがいい。

人間100人も集まればいろんな種類がいるものだ。ましてや700人を超える国会議員だけでも魑魅魍魎に事欠かぬだろう。その個々人にこれまた化け物みたいマスコミの紐がついている。考えてみれば因果な職業だ。そんな熱心な民進党応援者ではないが前原氏に1票を投じたので、前原氏にはもう少し頑張ってほしい。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

山尾氏事件を経て、余剰時間が他の無益議員にはあるであろうとの推測は多分統計学的には当たっていると思われ、そうか、やはり国政議員はこの国には多すぎるという発想の進展は正しいのでしょう。
賛同いたします。

いつからこの国の民は感性が鈍くなったものなのでしょうか。もっともっと厳しく生きなければ、滅ぼされかねない座標軸が続々生まれているというのに。

senkawa爺 さんのコメント...

匿名 さん
コメントをありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。