2017年7月9日日曜日

他国のことながら

ドイツのハンブルグで開催され日本の安倍首相も出席した主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は、出席した国々によってその意味するところは大分違うのだろう。漏れ聞く限りフランスのマカロン大統領は、19か国全ての代表と個別に接触して大活躍だったそうだ。39歳と言う若さに加え奥方が25歳年上と言うのも驚きだが。兎に角先々月、2回の選挙戦を勝ち抜き彗星の如く政界に進出、続いた議会選挙でも安定多数を得たようだ。

フランスと言う国に何が起こっているのか、不思議に思うのは思うのはヨーロッパのことなど何も知らない東洋の凡人ゆえかもしえれぬ。G20サミットでの活躍のニュースに接しても、安倍首相とは大分違うのは年齢だけではなさそうだ。今回のG20でも「米国以外の19カ国が結束して地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」に取り組むこと」が明記首脳宣言に明記されている。

マカロン大統領はこれと関連して今週画期的な政策を打ち出している。即ち2040年までにガソリンエンジンやディーゼルエンジンの車の販売をできなくし、電気自動車などに移行させると言うのだ。他にも選挙戦当時から、エネルギー政策では石炭火力を2025年までに全廃して、自然エネルギーに切り替えることも宣言している。

原子力エネルギーが中心の国なので石炭などの火力発電量は低いのだろが、それにしても思い切った政策だ。お国柄の違いと言ってしまえばそれまでだし、その政策がフランス国民に内をもたらすかは分からない。しかし地球の将来の見つめ方については感心する。政策実行にかける熱意は日本の政治家とはだいぶ違うが、日本人も少し考える必要があるのではなかろうか。

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