2017年7月3日月曜日

反省の弁

昨夜は開票が始まると同時に「都民ファースト圧倒的優位」と報道されていたので、ふて寝ではないが早々と寝付いてしまい結果を確認しなかった。そもそも都議会なんて制度自体にあまり意味を感じていないので、関心が薄いのかもしれぬ。しかし今朝結果を確認してびっくりした。都民ファーストが風を受けて勝ち上がることは予想していたが、自民党がここまで惨敗するとは、嬉しいが想定外でもあった。我が家のある豊島区と娘家族の住む隣の板橋区から自民党議員がゼロになってしまった。

都議会議員が都民とどういう関係があるかも分からないし、自民党議員がゼロになっても特段の不便は生じないのではなかろうか。むしろ国会議員との関係で意味があるとすれば、少し面白いことが起きるかもしれない。自民党嫌いの勝手な想像だから、期待するような事態に道が繋がるかどうかは分からない。自民党は現時点国会内で圧倒的優位に立つ現政権政党であり、マスコミも少しは遠慮があるのだろう。野党第1党の民進党がだらしなさ過ぎるので、政権への影響も比較的少ないかもしれない。安倍氏は手段を講じて立て直しを図るだろう、とか何とか言っている。

その安倍総理の反省の弁「政権が発足して既に5年近くが経過する中で、安倍政権に緩みがあるのではないかという厳しい批判があったんだろうと思う。真摯に受け止めなければならない。」続いて国政に与える影響について「国政には一時の停滞も許されない。反省すべき点は反省しながら、謙虚に丁寧に、しかしやるべきことはしっかりと前に進めていかなければいけない。」と聞き覚えのある言葉ばかり並んでいるので、少しもピンとこないし、反省々々と言いながら少しも反省していないのがありありだ。

いつも比較して申し訳ないが、藤井総太君が30連勝を逸した際のコメント「連勝はいつかは止まるものなので仕方ないが、本局はちょっと勝負どころなく敗れてしまったのが残念です。完敗でした。(今後に向けて)また一局一局、真剣に頑張っていきたいと思います。」は反省の気持ちが素直に表れている。将棋なんて何にも知らないのに「これからも頑張ってください。」なんて気持ちに素直になれる。

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