2017年7月2日日曜日

都議会議員選挙の出口調査

連れ合いは「足が痛いので投票をやめようかな。」なんて言っていたが、やはり市民としての意思表示は必要だと思い直したようだ。たとえ投票した人物が落選しようと大事なことだろう。こちらは足腰だけが取り柄のようなものだから、昼頃清き1票を投じてきた。そしたら生まれて初めて出口調査に捕まった。応じたのは共同通信社だったが、他にNHK、朝日、読売なども来ていたみたいだ。「ちょっと木陰の方まで来てください。」なんて言われて、相当時間を取られるかと思いきや、タブレット端末を出されてソフトなペンタッチであっという間に7問か8問が終わってしまった。

昔広告会社入社2年か3年の頃、農機具メーカーの依頼で秋田県の農村調査をしたことを思い出した。秋田大学の学生さんにアルバイトをお願いして1週間近くかかったような記憶がある。調査の設計と管理が主な仕事ではあったが、実体験も必要と言うことでフィールドワークも少しやってみたが、雪の降る寒い季節だったので大変だった。回答の集計も専門の会社に依頼してパンチを打ってから、手動式の機械計算だったので結果を見るまでまた相当な期間が掛かったものだ。

そんなことを思うと、コンピュータとやらが活躍する現代は恐ろしいほどのスピードで物事が処理される。今日も開票と同時に当選確実が何人も出ることだろう。便利かもしれぬが面白みがないし、機械の処理速度に追いつけない年寄りとすると、あれよあれよと言う間になんか誤魔化されるような気がしてならぬ。昨日は自民党安倍総裁が初めて街頭応援演説に立ったらしい。自民党の評判は決して良くないので、選挙結果は芳しくないだろうが、安倍政権が揺らぐことは無いと自信たっぷりな様子だ。

党内には「反アベノミクス研究会」も立ち上がったようだ。この5年間で安倍1強の弊害はもう十分分かったろう。このところ一部のマスコミも末端の記者が大分目覚め始めている。選挙結果如何を問わずもっと造反を加速してもらいたいものだ。

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