2017年7月21日金曜日

学級崩壊

小中学生のいじめによる自殺が後を絶たないのが悲しいが、以前盛んに使われた表題の「学級崩壊」だが最近あまり聞かれない。娘たちに話を聞くと、今でも中にはごく少数、中学時代から煙草を吸う子がいたりはするようだが、総体的に今の中高生は比較的真面目で学ぶ子が多いとのこと。大学生になりたての孫もいるが、殆どの大学は未だ期末テストも終わらず、大部分の学生はこの暑さの中学校に通っているのだそうだ。昔はどの大学でも7月10日となれば夏休みと決まっていたように思うので、少し不思議な気がする。

代わりと言っては何だが、大人の世界は大分趣が異なる。先日家内を病院に連れて行くのに久しぶりにタクシーに乗った。少し距離があったので徒然にドライバーさんの話を聞けた。景気がいいわけがないが、最も話に力が入ったのは世相の変わりよう。「最近何が怖いって、若い女の子が一番怖いですよ。話し方がチンピラじみてまともな会話が通じない娘が非常に多くなっています。先ず自分の間違いを絶対認めませんね。」この話に現代の風潮が実に象徴されているようだ。

この会話では偶々若い女性が主人公になっているが、国民の代表たる政界を観れば実にその通りではないか。むべなるかな、内閣を見よである。正に学級崩壊ならぬ内閣崩壊、誰が先生で誰が生徒かも判別しかねるありさまで、国民の負託に如何に応えようとするのか、さっぱり分からない。小耳に入るところでは経済を最優先課題としてきたがあまりうまくいかなかった、ついては優先課題を外交に切り替えて点数を稼ぐのだそうだ。これも異なことを承るような気がする。

経済政策に成功したから雇用が増えたのではなかったの?日銀の景気判断でも、未だ嘗て景気がが逆戻りしているなんて聞いたことが無い。デフレ脱却目標を6回先送りしているだけのことでしょうに。昨日の先送りは、これまでの日銀政策に間違いはないが、継続が大事を強調して目前に迫った総裁任期で居座るためだなんて言う輩もいる。それは措くとして、外交てなんですか?これまでに上げた成果を改めてお示し願いたい。

これも継続性の重要さかもしれぬが、来月早々とされている内閣改造で岸田外務相の留任について、昨日どこかのホテルで昼飯を奢って口説いたらしい。昼飯ぐらいで口説かれてしまう岸田氏もどうかと思うが、如何にも学級崩壊状態の内閣らしい報道だ。

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