2017年7月13日木曜日

外交努力

気のせいか、このところ政治関連のマスコミ報道、特に総理関係が大分少なくなっている。野党議員も含め夏休みモードで皆さん羽を伸ばしての休みのようでもある。我々庶民はこの現象を不思議に思わないが、マスコミも政治家自身も同様の風情だ。日本が如何に国際政治の枠外に置かれているか、或いは自ら距離を取っているかの証拠だろう。

来週までには読後感を上げたいと思っているが、今週は大東亜戦争勃発時にアメリカの国務長官だったコーディル・ハルの回顧録を読んでいる。1941年にハルノートを日本に突き付けて、我が国では「これを突き付けられたら仏様でも戦争に打って出ずにはいられないだろう」と悪の張本人にされている人物である。

国務長官とは日本の外務大臣に当たる。日米の政治体制の違いや時代背景のがあるにせよ、職務の激しさと忙しさを類推するに、その違いは驚くばかりだ。彼は長官在任の12年間(病気療養のためワシントンを離れた例外的な日を別にすると)、週末も関係なく近くのホテルに寝泊まりして毎日役所に出勤し、場合によっては役所に泊まり込む日も少なくなかったらしい。そして社交的な会合は殆ど出席をしなかったとのこと。

安倍総理や岸田外相がどのくらい忙しいか分からないが、少なくともお二人とも様々な会合や高級料理店でのお食事、ゴルフなどを楽しまれる余裕があることは公表されている。それは結構だが、世界標準からすると似ているのは北朝鮮の金正恩氏だけだなんてすると、笑えなくなってくる。日本にはマスコミの数だけは沢山あるが、報道内容については似たようなもので、世界の動きについては知る由もない。

一般庶民だけの問題であれば良いのだが、政治家の皆さんにも国際情勢がきちんと伝わっているのだろうか?どうもそうは思えない。ハルの回顧録を読むと、日本の諜報活動のご粗末さがよく分かる。枢軸国を相手にしている連合軍内部でさえ大変綿密な意見調整が必要で、そのために戦争遂行の一方で、外務官僚同士は絶えず連絡を取り合っていたことがよく分かる。

今朝の新聞には取ってつけたように、こんな記事があった。「北朝鮮に対応するため、航空自衛隊の地上配備型迎撃ミサイルPAC3を展開する日米共同訓練が、米軍横田基地で8月にも初めて実施される方向」ミサイルが「撃たれたらおしまい」は世界中の人が知っている。撃たれないようにするために行うのが外交の筈。その外交努力が「○○国と制裁強化で一致」は聞き飽きた。

3 件のコメント:

まさやん さんのコメント...

>撃たれないようにするために行うのが外交の筈。その外交努力が「○○国と制裁強化で一致」は聞き飽きた。
同感です。無能な総理には一刻も速く退陣願いたいものです。

匿名 さんのコメント...

>撃たれないようにするために行うのが外交の筈。その外交努力が「○○国と制裁強化で一致」は聞き飽きた。
同感です。無能な総理には一刻も速く退陣願いたいものです。

さんのコメント...

まさやん さん
同感のコメントをありがとうございます。
私にも無能のように見えますが、違う意見の人には早く気が付いてほしいものです。