2017年3月16日木曜日

思わぬ展開

昨日6時チョイ過ぎに帰宅してすぐ婆さんに「今日の相撲の結果」を聞いた。普段それ程でもないが今場所は4横綱になったこともあるのだろう、上位陣の取り組みに何となく興味がある。ところが「知らない、見る暇がなかった。」結構昔から相撲ファンを公言していたようだが、面妖である。訳を聞くと「森友学園事件が面白くて、そっちに集中して相撲どころでなかった。」とのこと。

それでは夜10時頃からのニュースでも見てから就寝しようと思ったら、WBCの日本VSイスラエル戦の影響でニュースがなかなか始まらず、野球を40分近く観てしまい、結局寝たのは11時を回ってしまったようだ。そんなことはどうでもいいが、確かに森友学園事件は、フリージャーナリスト菅野完氏の出現で思わぬ展開になったとは言える。それにしても「お金の流れが皆さんの考えとは逆」には驚いた。まさに「事実は小説より奇なり」とはよく言ったものだ。

受託収賄を疑われた代議士の方からすれば、「冗談じゃない」と腹の中でせせら笑っていたとしても不思議はない。稲田防衛相への寄付金でさえ、記録が発見されたのは籠池氏夫妻から僅か1万2千円、いくら10年以上前のことであっても籠池氏から大金をせしめるのは難しかったことが窺われる。菅野完氏は、お金は無いだろうが、愛国教育に熱心な籠池氏を愛国者である保守系の政治家が応援してあげた。と言う図式を示唆したようだ。

この示唆が的を射てるかどうかは未だ不明だが、言われてみるとあっても不思議はない。瑞穂の国小学院だったか、正式名称は忘れたが、この学院建設のため籠池氏は寄付金を集める努力をしていたようだ。これに応じた人の名簿は未だ公開されていないが、この中に総理夫人がいるのは間違いないように思うし、日本会議所属の自民党議員が沢山出てくれば確かに面白いことになるだろう。日本会議内部も政権内部も大分慌てていることが窺える。

現在国会の質疑で矢面に立たされている理財局長が、問題が表面化した時、直接籠池氏の弁護士に電話をして「当分身を隠してくれ」と依頼したとの件、これが発表されるや間髪入れず、弁護士がこれを否定する声明を発表して、顧問弁護士を辞任したそうだ。これはどう考えても、弁護士事務所に相当な圧力が掛かっていると思わざるを得ない。籠池氏側が昨日の段階で、そのような依頼があったことを、嘘をついてまで言う必要は全くないだろう。

何れにせよ菅野完氏、著作を読んだことは無いがユニークなジャーナリストとして名を上げることになるかもしれぬ。

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