おかしな空気

今日の朝日新聞朝刊に次の記事が掲載された。『 国連のアダマ・ディエン事務総長特別顧問は7日、南スーダン情勢について「(民族間の)大虐殺が発生するリスクが常に存在している」と警告する声明を出した。』丁度昨日の国会予算委員会で稲田防衛相が、省内の日報等で、同地で昨年7月にあった戦闘についての報告を受けながら、その日報が紛失していると苦しい嘘を言って、戦闘でなくて衝突だったとした強弁に終始したばかりである。

別に朝日新聞が意図したわけでもないだろうが、国連は絶好のタイミングで声明を出してくれたものだ。それでも政権は稲田氏の発言を擁護し続けることだろう。法務大臣の金田氏にしても同じこと、大臣が何を言っても失言とはならない現在の政治情勢は、余りにもいびつに過ぎる。言葉遊びとも言えない下らぬやり取りを延々と繰り返す、これが神聖な国会だそうだ。真面目に傍聴する人間が少ないからいいようなものだが、これで命を賭けられる自衛隊員や、共同謀議罪で引掛けられることになる国民はたまったものではない。なんだか暗い気持ちになってくる。

こうなると数か月前だったかもしれぬが、150万円を自殺した同級生から恐喝した中学生の行為をイジメと認識できなかった学校や教育委員会がやり玉に挙がったことがある。流石に最終的に誤りを認めて謝罪せざるを得なかった。しかし昨日の国会のやりとりがが認められれば、謝罪の必要はない。大威張りで会見が開いて言えばいい。『恐喝の事実はあったにしても、法的に厳密な意味で「イジメ」とは認識できなかったわけでございます。』今後似たような現象が、大人に限らず社会のあらゆる場面で生ずるに違いない。おまけに「自分ファースト」現象が世界を覆っている。

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