2017年1月9日月曜日

丸裸の時代

またもやパソコン絡みで済みません。先日書きましたように銀行カードやらのパスワードをパソコン上で保存していても、パソコンが動かなければ何の役にも立たないのは自明のことです。そこで今朝は朝食後すぐに、パソコンをプリンターに繋ぐ作業にかかりました。引っ越しの際、気持ちいいくらいパッケージやら一度も目を通したことがない取扱説明書を処分してしまいましたので、ドライバーのダウンロードから始めなければなりません。

特に問題はない筈ですが、慣れない作業は難しいものです。サーバーが発するダイアログを1ページ毎に丁寧に読んで作業を進めればいいのですが、中途半端に分かっているつもりになったので、一寸したところで引っ掛かり、不要な時間が掛かってしまいました。古来「生兵法は大怪我の基」とはよく言ったものです。この作業をしている時に、マシンが初期化されているので未だセキュリティソフト入っていないとはじめて気が付きました。

これも料金引き落としで長年使っているソフトですから、更新は簡単だろう、と思いたくなりますね。ところがです、世の中そんなに甘くありません。ソフトは○○○○ですが、当然会社はお休みです。でもチャットは繋がりそうなので、チャット初体験ですが試してみました。案の定とても親切な中国名○○さんにすぐに繋がりました。現在どこにいらっしゃるかは分かりませんが、少なくとも文章はとても奇麗な日本語です。

地獄で仏の思いで、こちらはすぐ完了するだろうとホッとしました。ところがこちらもそう簡単にはいきませんでした。身分確認やらいろいろお決まりの手順があって(流石に手元に○○○○アカウントとパスワードは控えておきました)、作業開始です。チャット画面は「こちらからリモートの作業を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか?」と言ってきました。勿論否はありません。そこから作業は順調に進みましたが、それでもスキャンを含めて全行程終了まで1時間くらいは掛かってしまいました。

改めてしみじみ思います。この間こちらのマシンは丸裸の状態に置かれるわけで、そこには先ほど何はともあれと書いた「備忘録」も当然含まれます。もちろん作業そのものは眼前で展開しますし、サポートしてくれた○○さんは世界的企業の従業員ですから、悪事に思いを致すことは無いと信じます。作業の手順も、こちらの承諾なしできないようにステップを踏んでいます。しかし、一寸した技術を持っていれば、この手順をスキップすることなど訳もないことだと思います。

そういう時代に生きていることを思うと、住基ネット(マイナンバー)反対も秘密保護法反対とか何とかの議論も馬鹿々々しい。国内は技術が遅れているからいいが、世界規模、国家間を思うとスノーデン氏のことを改めて思い出す。

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