これで年を越せるか?

年末に来て大火事で焼け出された糸魚川の被災者の方はお気の毒で、慰めるべき言葉すら見つからない。更には5年以上前になる東北大震災・原発事故の被災地、今年の熊本地震の被災地の復興もはかばかしくなく、やるせない年の瀬を過ごす被災者が少なくないようだ。原因はいろいろありそうだが、一つに人足の不足があって。首都圏における東京オリンピック関連工事が大きく影響しているとの報道がある。

正しくは土建業に携わる技術者と言うのだろうか、土方にしろトラックの運転手にしろ、一朝一夕に養成できるものではないし、海外から連れてきてすぐ使い物になるわけでもあるまい。自ずから供給のパイは限定されている。需要が拡大すればコストの高い方に資材も人材も流れていくのは当たり前。地方自治体の工事発注に応募者が無くて入札不成立なんて事態を黙って見過ごし、一方で国の新年度公共事業の発注予算を増やせば経済が良くなる、なんて考えているのは悪い冗談にしか思えない。

悪い冗談の序でに思うのは2020年東京オリンピック、開会が梅雨末期集中豪雨季節の7月24日は良いとして、これほどアスリートの話題そっちのけにして、小汚い話が続いてケチが付くとは思わなかった。総理大臣閣下から東京都知事、宮様夫人等々のお歴々御一行様が地球の裏側アルゼンチンまで足を運ばれ、それこそ世界中の人々が注目する中で、「私共にお任せください。」大見えを切ったのだ。ありゃ一体何だったのだろう。

都知事はその後すぐに首になってしまったから仕方ないのかね。その後任も首で現在と知事の座にあるのが、元祖「ミーイズム」都民ファーストでなくて「アイ ファースト」(こんなうまい表現は私ではなく「新潮45」新年号からの借用です)小池都知事。小生も好きではないが、森元総はもっと嫌いらしい。それにしても皆さん公的立場にありながら感情をむき出しにして角を突き合わせている。ひょっとしたら皆さん、本音ではオリンピックなんか呼ばなきゃよかったと思っているのではと思いたくもなる。

とても国を挙げて歓迎しているようには思えない。招致を言い出したのは猪瀬知事の前任石原氏であるのも確かではある。でも当時から森氏だけではなく下村文科大臣はじめ自公内閣が挙げて応援するような風情だったように記憶をするが。兎に角招致反対の立場に立っていたので記憶が定かでない。年末ぐらいもう少しさっぱりしてほしいものだ。

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