2016年11月24日木曜日

ボケ予防

1週間くらいになるだろうか、寝る部屋が1階から2階に上がり、畳に敷いた布団から娘が嫁入り前に使っていたベッドに代わった。別にどうということもないが、婆さん曰く「地震が来た時の安全性が増すわよ」と同時に少し新鮮な気分ともいえる。以前の部屋は障子を閉じたまま使っていたので、起きても外の景色を眺める習慣が無かった。今度は起床から朝食までの時間が長くなったこともあり、起床してベッドを直してからカーテンを引くと、縦横90X300㎝の窓から外を見ることができる。

この窓の下半分は摺りガラスなので外から見えたとしても顔だけの筈だ。しかもうまい具合に眼前に5~60坪の空き地があって、その向こうにバス通りが見える。朝の人通りは少ないが、お天気と下界の様子がそこはかとなく感じ取れて面白い。今朝は昨日来の天気予報通り6時過ぎから雪に変わり、これを書いている今9時半過ぎにはご近所の屋根には雪が積もっている。何でも54年ぶりに早い雪だそうだが、そんな昔のことはとても思い出せない。

ただでさえ物覚えが悪いのに、このところ記憶がどんどん減っていくような気がしてならない。逆に言えば先月の引っ越し騒ぎ以来、身の回りの品々の断捨離と共に記憶も意識的に同様にしてきた節もある。昨日会食した高校同期の友人は毎朝4時に起床して読経・座禅・写経に約2時間費やすとまるで高僧のような生活習慣を語っていた。精神衛生にとても善いそうだが当然だろう。成る程と思ったのは座禅についてである。

したことが無いので知らなかったが、彼が言うには無念無想は難しく考えることではない。何も結跏趺坐と言った小難しい座り方でなくてもいいから、15分くらい座ったまま姿勢を正し、背骨をまっすぐにして深い息をすることだけ心掛けているそうだ。人間の脳みそは起きている間、何にもしていなくてもかなり活発に動いているので、できるだけ意識的に頭を休める時間を取ると海馬の収縮防止に役立つらしいとのこと。即ち認知症防止になるよとのこと。認知症の自覚は無いが、数年前脳ドックを受診したら可能性を指摘されたこともある。

幸い運転免許は返納して自動車で他人様を傷つける心配はないのだが、大いに参考とすべき意見ではあった。

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