2016年6月22日水曜日

北朝鮮のミサイル発射実験

先週北朝鮮の金正恩が暗殺されたとの噂を聞いて、本当かと思ったががせねたのようだ。何故なら北朝鮮がまたミサイルの発射実験をしているからだ。金正恩が本当に暗殺されてしまえば、相当な混乱が生じてミサイルの発射実験どころの騒ぎにはならぬだろう。兎に角21世紀の世にあって、隣国であるにも拘らず理解しがたい不思議な国である。国としては理解しがたいが、我が国内に北朝鮮国籍の人が大勢いることも不思議なことだ。

日本は北朝鮮と密接に貿易をしなくても特段困ることはなさそうだが、拉致被害者のこともあるし、もう少し友好的であってもいいように思う。確かにミサイルを定期的にぶっ放すのは物騒かもしれぬが、日本を標的にしている訳でもなさそうだ。はっきり意思表示しているのはアメリカと直接話がしたいことだけである。アメリカにしても休戦状態が何年になるか知らないが、いい加減に講和条約の話し合いに応じてやれば善いものをと思ってしまう。

当然簡単にいかない何かがあるのだろうが、凡人にも分かることが一つある。北朝鮮がミサイル実験をするたびに自衛隊に発令される「破壊措置命令」程馬鹿げたことはない。今回も今日実験が行われそうだとのことで、昨日の夕方に発令されて防衛大臣がテレビの前で記者会見までした。そして今朝の6時少し前に予想通り実験が行われたとのことで、また7時頃になって防衛大臣がテレビの前に立った。「韓国製の発表を受け、幹部が会議を開いて発射が具体的に如何であったかを分析中です。」

そうこうしているうちに8時半過ぎには北朝鮮が2発目の発射をしたとのこと。
しかも2発目はそこそこの距離を飛んだとの情報もある。午後に入って再び防衛大臣はこのことに関しても記者会見に応じざるを得ない。「わが国への飛来は確認されていないが、わが国の領域や周辺海域に到達する能力の増強につながりうるものと考えられ、安全保障上、強く懸念する。北朝鮮の弾道ミサイルの能力分析をさらに続け、我が国の平和と安全の確保に万全を期す。」そうだ。

自衛隊が我が国の平和と安全の確保に万全を期すのは当たり前のこと。北のミサイルの能力の分析も結構だろうが、例の破壊措置命令だけはやめてもらいたい。迎撃ミサイルPAC3なる代物、航空自衛隊が持っているようだが、この発射実験はいつどこで行っているのだろうか?昔ハワイ沖で何かしたような記憶もあるが、他国のことより自国のミサイル発射実験についてきちんと情報を開示してほしい。

そもそもミサイルなる代物、爺の肉体より劣化が激しいそうだ。だから北でも定期的にぶっ放すとの話もある。日本にとっては正に無用の長物、国民を馬鹿にした大いなる無駄遣いであるのは間違いないだろう。

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