2016年6月13日月曜日

つまらぬ想像

昨夜から大分強い雨になった。首都圏の水瓶にとっては恵みの雨になるだろうが、この程度では水不足の根本的解消にはとても及ばないだろう。参議院選挙が近づいてきたが政治問題が少しも盛り上がらない。諦めるのは現政権の思う壺に嵌ると思いながらも、マスメディアもネットメディアも主なテーマが都知事の公私混同問題で賑わうばかり。

先日も書いたが、前回の総選挙前、声を大にして国民に約束したこと「経済を回復」は果たさず、パンフレットの最後に大方の人の目には止まらぬくらい小さく書いて、殆どの人が気にもしていなかった憲法解釈の見直しを「公約通り」と称して、数を頼んで押し切る手口。詐欺同然で、まともな人間のすることではないと思う。これに味をしめたのだろう、選挙公約を反古にしたなら本来は総辞職すべきであるのに、開き直って新しい判断に基づく「経済政策」を皆様に問うのであります。と来たものだ。

問われたので一応考えてみた。野党は「消費税増税の先送り」を餌に大量当選を果たして、憲法9条の改定に着手する腹と騒ぎはするが、明日の100円より今日の10円の譬え通りである。70年も平和に慣れてきた多くの国民にとって憲法の問題なんか大した問題ではない。70年も経つのだから少々の憲法改正も悪くはなかろう、第一「消費税増税の先送り」はそもそもお前たち野党が言い始めたことではないか。であれば経済政策においては差が無いわけだから、何をしでかすか分からない野党に投票しなきゃならぬ理由が見つからない。

今年は国内だけでなく、アメリカや欧州なんかの政治情勢も多事多難のようでもある。安倍政権は中国との関係が多少ぎくしゃくしているが、欧米の主要国とはG7主催国とかうまくやっているようだ。一方野党は共産党なんかとも手を組んで連係プレーを画策しているとのこと。彼らが勝利して仮に政権が変わるなんてことを想像すると、外交関係なんかますます混乱するだけだろう。これ以上つまらぬ問題でごたごたするのはまっぴらごめんだ。

公約を果たさなかったことに関して、与党や総理の口から一言の謝罪もないが、今どき約束云々なんて言うのは野暮らしい。考えてみたが、結局与党の方が頭が良いとの結論に達した。「^^♪過ぎてしまったことは、忘れてほしい~の」だ。選挙も公示前に結果が見えては面白くない。雨足が強いので出歩く気にもならず、読書をして大人しく過ごす。

2 件のコメント:

信州爺 さんのコメント...


今晩は。貴兄の投稿を拝見しながら、同感で肯きつつも寂しくなりました。
参議院議員の選挙はもう結果は見えているようだし、選挙より舛添ですし、
もうこの世の中どう進もうと俺の知ったことではないという心境です。
 それでも「戦争より平和」「格差より公正」だと思うのですが。それは
もはや老人の「ごまめの歯ぎしり」にすぎないのでしょうかね。
いずれにしても寂しいものです。

senkawa爺 さんのコメント...

信州爺 さん
こんにちわ、コメントをありがとうございます。
いろいろ考え始めると侘しくなるのは一緒です。
でも何とかまともな考えが王道を行く世の中になってほしいものです。