2016年1月24日日曜日

日曜日のテレビ

山陰から九州まで寒波が流れ込んで全国的に大荒れの天気のようだが、東京は冬晴れの良い天気なので、少しのんびりした気分だ。何よりも大相撲で琴奨菊の優勝と昨日今日の稀勢の里の働きが個人的には嬉しい。

しかし今年は正月から世界中でテロは多発するし、経済的にも唯一好調とされるアメリカでさえ、先行きが何やらおかしいらしい。そのアメリカは大統領選らしいが、今のところ日本にまで名前が聞こえてくる候補者はパッとしない感じだ。世界の平和に資することのできる指導者がいるのかもしれぬが、不幸にしてお名前を存じ上げない。

こんな年にG7なんて会議を開いてどんな効能があるのだろうか?形ばかりは世界の平和を乱すISとか金正恩をなんとかしようなんて言っても、前から言ってることの繰り返しでどうにもならんじゃないか。第一次世界大戦後に開かれたベルサイユ会議ではないが、多数の国が集まっても会議は踊るだけで碌な結論が出ないのははっきりしている。力で圧倒するにせよ金で話をつけるにせよ、親分同士の差しでない限り話はまとまらないだろう。

ここは一番G7のメンバー外にされてしまったロシアのプーチン閣下か中国の習近平閣下にでも直接お出まし願ってなんとかならぬものだろうか。「なるものなら、とっくにやっているよ。」の声が聞こえてきたような気がする。何れにせよ騒がしいと言うべきか、難しい世界情勢のようだ。この際我が国日本は黙っているに限ると思ったのかどうか、我が国の総理閣下は毎年出席していた世界経済フォーラム(通称ダボス会議)への出席を見送られることにした。何でものっぴきならぬ用事が立て込んだとのこと。

どんな用事が起きたか庶民は知る由も無い。代わりにと言って政府専用機まで使って送り出したのが、彼の甘利大臣。彼こそのっぴならぬ用事が立て込んでいそうなのに、部下か朋友か知らぬが情の無い話ではないか。日曜のテレビ番組には鮮度の高いニュースをネタにスタジオに知識人を並べて解説させる情報番組が並んでいる。小沢一郎氏がネタだった時は全局上げて大騒動だったが、今回は嘘のように静かだ。

TBSが時事放談とサンデーモーニングで取り上げたが、他局はバスの事故やら廃棄食品の横流し問題とか、フジに至っては電力自由化は消費者にとって得か損か、で1時間以上費やしていた。NHKの討論番組も司会の島田と言う小父さんが露骨に与党寄り、これは何も昨日今日ではないからどうでもいいが、酷いマスコミの現状だ。

0 件のコメント: