2015年5月7日木曜日

大型連休に飽きて

今朝は新聞休刊日だそうで新聞の配達が無い。街を歩いても未だ人通りが少なくて、何となく活気が無いように感じる。大型連休も有難い人はいるのだろうが、日本全体の経済効果とか、学生の向上心の面から見て必ずしも有効であるとばかりは言いきれないだろう。昨日大型連休の最終日の報道も又ステレオタイプで、里帰りした家族と田舎の年寄りとの涙の別れに交通の混雑、空港での海外旅行から帰国した優雅な人種の映像と決まりきってはいるが、平和で景気も悪くないと言わんばかりだ。

昨夜テレビ朝日系列の「報道ステーション」を観ていたら、司会の古館氏が珍しくそのことに関連して反省めいたことを口にしていた。解説者の中島岳志氏とも、日本がデフレから一行に脱却する気配が無いし、一般国民は先行き不安ながらも、連休気分を細やかに味わうしかないのだろうと言ったような意を述べていたと思う。むしろ続いてNHKが全く触れない日米ガイドライン改定と今後の安保法制審議について、極めて慎重なもの言いながら「こんな事でいいのだろうか」と批判していたのが印象に残った。

日本の連休に乗じてかどうか知らぬが、米国では日本の自衛隊を米軍の下請けに組み込むことに成功したようなもの言いが公然と行われている。そりゃそうだろう、日本の総理を筆頭に外務・防衛の重要閣僚が米国に出掛けて、それを請合うようなことをこれまた公然と口にしているのだから。新聞は休刊、安倍さまのNHKは、この重大事件は箱根大涌谷の地震活動がやや活発化していることより、先の連休終盤の定型映像に比べれば取るに足らぬことらしい。

連休後半をゴルフ三昧に過ごした安倍総理が来週以降の国会をどう乗り切るのか?そしてマスコミはそれをどのように報道するのか、他人事ながら少し心配でもある。

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