2015年5月1日金曜日

在宅なれど快晴だ

実にメーデーの名に相応しい素晴らしい天気になった。連休に入っている人にとってはラッキーな滑り出しと言える。特になす事もなくぼんやり考えるに、総理のアメリカ議会演説など大きなニュースが多いので、余り目立たなかった北海道羅臼町での海岸隆起事件を思い出した。地質学者や地震学者の間では注目されているかもしれぬが、一般人の殆どはもう忘れ去っていることだろう。

報道されたのは1週間前の先週金曜日、長さ約300メートル、幅約40メートルにわたって高さ約10メートル隆起しているのに住民が気づいた。町の調査では、約200メートル離れた裏山で長さ約250メートル、幅約50メートル、深さ約20メートル陥没が起きていたことが判明。専門家は、土砂の塊が地中から海側に流れる地滑りが起き、海底を押し上げたとみている。山の陥没はよく聞くことなので、それが原因とはっきりすればそんなに珍しがったり心配することではないかもしれぬ。

一方で大々的報道が現在も続いているネパールの大地震も発生日が同じ25日だ。天変地異と言われる現象も地球規模で観ればかなり頻繁で、地球が生きている証拠だろうから、現代人がいちいちびくつくのも如何かとは思う。昨年は南の方で西ノ島の噴火もあったし、御岳山の噴火もあったではないか。最近の異常気象は日本に限った事ではないようで、アメリカでも相変わらず異常気象に見舞われ、落雷や竜巻が発生する一方、集中豪雨による洪水が各地で発生している。また五大湖周辺は冬に逆戻りで、日中でも零下となって 先月21日から22日にかけ、ミネソタ州では雪の舞う1日となっている。

反対にロシアのシベリアでは季節外れの高温が続いており、例年ならまだ雪に覆われている原野に雪はまったく残っておらず、高温で乾燥した草原が燃え上がり、消防士が出動して消火活動にあたっている。 どうやらシベリア全体が高温となっているようで、バイカル湖の西に位置するイルクーツクの一昨日の気温は26度と真夏並み、4月の平均の最高気温9.4度と比べ れば、いかに高温であるかが分かる。

またこれとは別に、ロシアの西部地方にあるペンザ州ツァレッチニというところでは、アースフローと呼ばれる不思議な地滑り現象が発生している。 雪解けシーズンであるから積雪した雪の塊が滑るという現象はあり得ることであるが、4月1日に発生した地滑りは、まったく平らな場所で起きており、地質的異変としか言いようがない現象である。これには動画付きで観ていると気持ちが悪くなる。他にも先月末には福一原発からの放出線量が原因不明で急上昇なんてことも、小さく報道された。

余りに素晴らしい天気なので、小心者故、逆に大変なことが起らねばいいがと余計な心配をしてしまった。

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