散歩考

昼間だけに限れば、水木金と爽やかな日が3日続いて嬉しい限りだ。桜の花見はさっぱりだったが、代わりにせめて散歩だけでもと、昨日一昨日と2日連続でいつもと少し異なる歩き方をしてみた。普段1日の歩行数目標を1万歩においているが、分解すると朝夕の通勤(勤めている訳ではないが、事務所までの歩行)の往復が約2400歩、昼に池袋までの往復が約7600歩を一応の目安にしている。従って1200歩で一休み、3800歩でまた一休みとなる。

1秒で2歩進むとすれば1200歩は600秒、即ち10分だから、30分あれば3700歩は歩ける筈だ。通常池袋まで片道で大体30分強使っていることからすると、当たらずとも遠からずだろう。このように平地であれば、連続30分程度歩くことはさほど問題ではない。そこで天気に誘われた一昨日と昨日は、普段のほぼ2倍、約1時間連続して歩いてみることにした。そろそろ山のシーズンが近づいているので、果たして行けるかどうか試してみたかった。

婆さんは「高尾山くらいにしたら。」と気安く言ってくれるが、山歩きは標高が低いから楽に歩けると言うものではない。これまでは50分歩いて5分から10分以内の休憩を取ることを原則に考えて、出来れば1時間で標高差300mを稼ぐよう努めていた。そしてどんな山であろうと1時間で終わる山歩きは無い。例え高尾山であろうと、行けば最低でも5時間やそこらは歩くことになるだろう。

1年近いブランクがあるので、先ず平地で1時間程度歩けるかを試してみた訳である。一昨日は国会図書館から憲政記念公園経由、皇居を半周して竹橋の如水会館まで。昨日は事務所を出て、地下鉄の駅で五つ先の音羽の鳩山会館まで。どちらも約8千歩だから1時間強は掛かったと思う。天気が良いうえに新緑やハナミズキなんかが美しく気持ちは良かった。そのうえ、偶然であるが二日ともウォーキングの終着点で巡りあった昼飯がフレンチで、どちらも実に美味かった。

余談になるが書いておこう。竹橋の如水会館は一橋大学の校友会館だが、一般人に開放されているレストランが1階にある。会館全体では卒業生しか利用できない倶楽部レストランもあるが、そのどれもが東京会館直営なので料理が美味いし、校友会館の特殊性もあるのだろう、比較的廉価だと思う。注文したのは「舌平目のムニエル」これにサラダバーとデザートにプリンがついて1030円。半端な料金ではあるが、メインディッシュは添えられたマッシュルームポテト共に絶品だった。

昨日は江戸川橋のこじんまりしたビストロ・ソレイユ、鳩山会館のすぐ下にある。ここでも魚のランチ・カンパチのグリルを注文、メインの素材も良かったと思うが、前菜のじゃがいもとベーコンで作られたパテが美味かったし、サイドに置かれたパンとデザートに供されたヨーグルトシャーベットに添えられたパウンドケーキが自家製とのことで、これもまた感心する味だった。こちらはコーヒーまで入れると1250円と如水会館よりは少し高いが、この味でと思えば安いのではなかろうか。この辺が東京の良いところだ。

一応気分良く二日続けて散歩は出来たが、夕方入浴する段になると又坐骨神経痛が始まってしまった。先週で整形外科で処方された薬は切れてしまっていたが、張り薬の方は多めに貰っていたので又張らざるを得ない。高が1時間平地を歩いただけでこの体たらくでは、とても山歩きは覚束ないとしたものだろう。

ゴールデンウィークを目前にして北アルプスの小屋もボチボチ営業が始まっている。今年は例年に比べると雪が少ないらしい。憧れの山々の写真を見ながら複雑な思いの今日この頃である。

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