2015年4月19日日曜日

ひたすら休養の週末に

一冬中風邪をひきっぱなしの感じだったが、鼻水を垂らしながらも週末土日の水泳を欠かさないでしてきた。何が悲しくてそんなに頑張らなくちゃならぬか、我ながら不思議で几帳面な性格だ。兎も角寒い冬をそれで乗り切った。と思った矢先のことだ。少し暖かくなり始めた金曜日頃から喉が痛み出して咳が酷い。婆さんからは、早く肺炎の予防接種を受けろと言われていたが、内科には8週間毎に行くことにしていて月末までは行きたくない。

腰の痛みが引いたら今度は喉か、とかく使い込んだ身体は不自由なものだ。それが自然の摂理と諦めて、今週は水泳を思い切ってお休みすることにした。昨日は終日読書にネット碁三昧で、池袋までの散歩すらやめて大人しくしていたら少し楽になった気がする。思えば46年前になるのだろうか、結婚記念日に当たる。今日も天気は余り良くないが、我が祝言の日に長野で季節外れの降雪があったことを思いだす。

特別の感慨は無いにしても、46年はやはり相当な歳月だなとの思いは確かだ。
そのもう一人の当事者山の神さまは、朝食をいつもの週末より1時間早くしてくれと、何やら忙しいらしい。何でも今日から始まる区会議員の選挙とやらで、大分前から応援している若い候補者が、先の都議会議員に立候補して落選してしまった。彼を何としても区議会議員に戻さなければならぬ。もう歳だから活発には動けない、せめて今日ぐらいは朝一から行って激励せにゃならぬとのことである。

今日も水泳は休むことに決めていたので、久し振りに一人でテレビ番組TBS「サンデーモーニング」をじっくり見た。この番組は普段であれば前半の1時間しか見る余裕が無い。張本さんのスポーツ解説を途中にするのは少し残念でもあるが、9時にはプールに出掛けなくてはならない。その前のニュース解説も出かける支度をしながらの視聴なので、相当に雑な見方でもある。いつも横目で観ている前半30分程は政治関連項目が多いが、このところ同感できる解説に巡りあう機会が少なかったような気がする。

ところが今日は解説者に変な政治家崩れが居なかったせいかどうか、解説がとてもよかった。普段は政治問題については中途半端な解説に終始しがちだが、今日は毎日新聞特別編集委員の岸井成格氏が、二つの問題で実に的確な解説をしていたのが印象深い。一つは、自民党がテレビ朝日とNHK幹部を呼びつけた例のメディアに対する圧力問題。岸井氏は明解に「両放送局は呼び出しに応ずるべきでなかった。」と言い切ったのには少しびっくりした。

何故ならば、昨日同じ問題を取り上げた読売テレビの「ウェークアップ!ぷらす」では、辛抱治郎氏と読売新聞東京本社特別編集委員の橋本五郎氏が掛け合いで「政権から圧力が仮にあったとしても、我々はそれを意にしないだけの強い信念で事実をお伝えしている。」(古賀氏が番組内で圧力云々したこと自体が間違っている)趣旨の発言をしたからである。同様の発言はNHK出身の評論家池田信夫氏なんかも共通で、池田氏の場合は「古賀なんて人物は所詮2流以下の人物故、テレビ局がお払い箱にするのは当然。」と切り捨てている。
参照:http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51935732.html#more

読売やNHKと毎日が政府との距離感に於いて多少の違いがあるとは知っているが、それでもこうまではっきり意見が割れたのは珍しいのではなかろうか。もう1件は岸井氏の解説が明解で目から鱗の思いがあったこと。即ち、現代政権が強引に進めつつある安全保障問題。この問題についてアメリカから聞こえてくる言葉総て「安保法制見直しが」既成事実化していることについては知っていたが、一寸気が付かなかったことを教えてくれた。

即ち、法制見直しについて現在進められている与党協議、これは与党公明党が自民党に対してブレーキを掛けているかのようだが、その認識が間違っている。
「従来の安全保障論議は、全て日本の国土をどのように守るかだけに終始し、自衛たが海外で活動することは原則あり得なかった訳だ。ところが現在の与党協議は、既に自衛隊が海外に赴くこととを前提での議論になってしまっている。」このこと自体を国民の皆さんは理解していますか?と問われれば、成程理解できていなかったと言わざるを得ない。

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