2014年12月22日月曜日

国会議員定数削減

この週末テレビ新聞は1週間前の総選挙の総括と今後の政局関連ばかり。殆どの解説が、さながら辻占が最大の顧客の安倍政権さえヨイショしていれば、結構なお鳥目に与れるとばかりの論調が多く、面白くもなんともない。所詮は自公政権が最低2年はやりたい放題で、我々庶民は相当難儀をする覚悟をするしかないだろう。何と言っても物価上昇が政策の中心課題に置かれているのだから、こちとらはたまったものでない。金曜日に届いた毎年恒例のお伊勢参りのバス弾丸ツアーの詳細を読んで驚いた。

料金は昨年と同じ9900円なのだが、内容が全く異なっている。昨年までは新宿の出発時刻が大晦日の18:30だったのが、今回は23:30となっている。はてな、と思ってよくよく読むと、今まで付いていた年越しそばと元日のおせち弁当が無くなってしまっている。大して旨くも無いサービスエリア食堂の蕎麦や、元日から冷たい弁当など食いたくないので、どうでもよいと言えばそれまでだが、料金据え置きで2食分サービスをネグっているのだ。

1食分を仮に500円相当にしても、千円の実質値上げに他ならない。隣の洋食屋の親爺も固定資産税を70万円とか溜めたら差し押さえと脅かされて、金曜日に都税事務所に行って5千円だけ支払ってきたとのこと。差し押さえは取り敢えず止っても、ローンを組んでいる信用金庫との取引に支障が出て不便で仕方ないそうだ。難しいことは理解できないのだが、ひょっとすると、来年は500円の日替わり定食を食い続けることが出来ないかもしれない。

親爺さんの年齢は2歳ほど下だが、もう十分草臥れている。店を売却処分したようだが、この古い店に買い手がつくかどうか?他人事ながら心配になってくる。何でも、食べ物や商売は駅から200m以内でないと上手くいかぬものらしい。距離的条件は満たしているが、駅の出入り口から通り1本裏に入っている。親爺さんが言うには、この界隈で閉店する店が多いのも当然で、このところ土日なんぞめったに人が通らないのだそうだ。食べ物屋もそうだが、個人で商売している人は大変だと思う。

帰宅して、その話をしているうちに老夫婦の意見が一致したのがこれ。こっちは先が短いから我慢で済むかもしれぬが、前途ある若い人のことを思うと、安倍政権の出現を契機として、日本の政治体制を根本から考え直すべきだ。安倍氏の目指す憲法改正とは全く違うが、政治体制の根本は、やはり選挙制度でしょう。議院内閣制と2院制は当面そのままにしても、先ず議員定数を衆議院は多くても300人、参議院は多くても100人に減らす。次に衆議院の区割りを変更して、人口の約10%120~130万人目途で都道府県別に区割りを割り振る。

東京は10区、神奈川・大阪が7区、愛知・埼玉6区・・・と割り振っていくと、鳥取島根だけは2県で1区になるかもしれないが、100かそこらの選挙区ができる。この1選挙区から3名の代議士を記名で選べば程好いだろう。大体農耕民族の日本に一か八かの選挙法なんて馴染まない。政党助成金なかもやめて、配るなら無所属であろうと政治家個人に助成すべきだ。等々、話しているうちに「定数削減を第3者機関に丸投げして枝葉末節をいくら弄っても、まるで意味が無いな。何でも根本を見直さないと、有効な改善策が出る訳がない。我々に任せれば1週間で公平な案を作ってやる。」が結論になった。

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