2014年12月17日水曜日

来年の夢

全国的に冬将軍が暴れ回っているようだが、東京も雪こそ降らねど寒風吹きすさぶ真冬の寒さになった。終日家で落ち着いていることが出来ぬ性分なので、懲りずに歩いてきたが、顔がヒリヒリしている。平日なので歳末気分が盛り上がっているとは言い難いが、宝くじ売り場に長蛇の列が出来ているのが目についた。昔から籤運が悪いと決めているので、1度も買ったことが無いが、宝くじだけは年齢性別に関係無いみたいだ。

勤め人のいる家庭は、既にボーナスの支給があっただろうし、年金暮らしのご同輩にしてみれば、この月曜日15日に2か月分の振り込みがあったところだ。
何れも満足いく額であろう筈がないとすれば、夢を求めて宝くじ売り場の行列に加わる気持ちは分からぬではない。小生も碌でもないことが続いた今年の厄払いをして、来年に何か夢を求めたいが、夢を追いかけるには歳を取り過ぎているのだろうか。個人的に強いて希望を言えば健康で過ごしたいだけで、現実、具体的な夢が思い浮かばない。

あとはひたすら家族頼みだ。婆さんも60歳頃までは風邪一つ引かず元気なので有難いと思っていたが、近年あちこちに不具合が生じてきている。自分が入院するのは嫌なことだが、連れ合いに入院されると、もっと悲惨かもしれない。今年は夫婦ともどもの入院があった。たとえ宝くじに当たっても、健康だけは金で買えない。今まで他人の健康までは気にしてこなかったが、これが高齢化社会の現実だろう。

ところがこの健康管理と言う代物、同じ夫婦でも個人差があり過ぎて、心配であっても相手の管理法に口を出すことが出来ない。健康管理の要諦は栄養の補給・適度な運動・そして休養(睡眠)と思っているし、婆さんの認識に違いがある筈は無い。ところが、こちらの栄養管理について気を配っていることは十分理解しているが、婆さん自身がいつどんな食事を摂っているかを全く知らないのだ。娘どもが嫁に行く前から、それぞれ異なる時間に食事していた関係から、何度言っても未だに一緒に食事を摂らない。

趣味が異なるかのように、食事の好みも異なるのだそうだ。当然ながら就寝と起床時刻も亭主とは大幅に違う。運動に至っては、用も無いのに身体を動かすなんて馬鹿みたい、と思っているに違いない。今まではそれで気にはならなかったが、今年弟の連れ合いが倒れたりして最近大分気になりだした。でも今更言いだす訳にいかない。取り敢えず今度の初詣は、真剣に夫婦ともどもの健康を祈らなくてはならない。

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