2014年11月18日火曜日

老人政治家

石原慎太郎氏は82歳ながら出馬すると宣言したらしい。議員に定年は無いからお好きにどうぞなんだろうが、年間一人当たり2億円近くかかると言われる議員歳費を思うと、やはり議員が多すぎる。まともな神経の人ならば、70歳を超えて議員をしたいとはなかなか思わないだろうに。しかし政治家は最初からまともな人間が少ないのかもしれぬ。接骨院の先生曰く「今回の沖縄知事選に立候補した仲井眞元知事、あの方は昨年暮れに東京に来たとき確か車椅子に乗ってましたね、何時元気になったか知りませんが、知事選に出馬は無謀ではないですか。」仲井眞氏も75歳、石原氏より少しましではあるが、何がそんなに闘志を燃やすのだろう?

民主党では政権時代に内閣の要職を歴任した仙石由人氏が立候補せずに政界を引退すると発表したとのこと。68歳だそうだが現在落選中でもある。年恰好から言えば適切な判断だろう。個人的には好みの小沢一郎氏なんかも72歳なので、現役議員は引退すべきだと思うが、昨夜もテレビ党首会見の様子が放送されていた。未だ生臭さが抜けないのは少し残念である。その他では自民党税制調査会長の野田毅氏が安倍総理に楯突いた咎で公認されなくなるらしい。73歳であれば自ら議員は辞めるべきだ。

総選挙になると面白い話題が出て来るものだが、幾ら高齢化社会だからと言っても、否だからこそ年寄りは引っ込むべきだ。当選回数10回以上も重ねて自分が思いを実現できず、後継者も育てられないのであれば、当人の能力の限界が見えたと同じこと。なんでそんな簡単なことに思いが及ばないのか、そんな人間を選んでも国民は報われないと思いはじめた。来年あたりから政治の潮目が変りそうな雰囲気もある。

単に若ければいいと言うものでもないだろうが、政治を志す若者の中には優秀な人が居ても良さそうだ。多分現段階では潜在しているのだろう。現役で70歳を超える、或いは当選10回になるような政治家は、さっさと引退して若い政治家の後見役で活躍願いたいものだ。

2 件のコメント:

kiona さんのコメント...

今でこそ10代、20代、30代、40代、50代、60代、70代なんて桁区切りでそれぞれの特徴やメンタリティを捉えることもできるようになりましたが、もっと若い頃、年配はオッサンとジジイくらいの区別しかつきませんでしたし、子供から見ればすべての人は、大人か子供かの区別しかないのかもしれません。

そんな観点で見ると70代の現役も80代での出馬も大差ありませんし、40代が若手かと問われれば、10代・20代からはオッサンでしかないでしょう。比較的ヤングなオッサンか、ジジイなオッサンかくらいの違いです。

スポーツ選手なら40才というのは引退を考える歳ですし、政治家は体力がいらないから70代でもOKなのかと考えても実際はけっこうキツイ仕事だろうし、情熱がある限り、生きている限り、あるいはそのために生かされているのだと考えるなら、寄る年波を跳ね返して出しゃばる人を否定できません。年寄りは空気を読んで引っ込んでいればいいのか。自分たちクリエーターは歳相応の落ち着いた提案をしてればいいのか。

いま“MAJOR"という少し前の野球アニメを100本以上通して見てるんですが、いやぁ野球というのはやっぱり熱い^ ^ メジャーリーグの選手に憧れる日本の野球少年が、やがてメジャーへ上がり、ずっと目標であったその男との対戦を果たす。ミスターベースボールはその試合を最後に引退しますが、それから野球青年は燃え尽き症候群のような感じで成績が上がらず、俺は何で野球をやっているのか、金か名声か?・・ と悩む。

息子のような青年のそんな姿を見かねたミスターは、引退を破棄してもう一度マイナーリーグから選手登録をしてメジャーに上がり、青年の前に立ちはだかる。そんなストーリーなんですが、面白いです。これは言い得て妙なプロットです。

邪魔なジジイは、邪魔であることが存在意義なのです。いまの日本はそんな存在感の大きいジジイがいなくなったから、反骨精神を持つ若者も少なくなった。そういうふうにも言えるのではないかと思う今日この頃、人間、死ぬまで出しゃばるべきではないかと^ ^ それが世のため。

senkawa爺 さんのコメント...

kionaさん
コメントありがとうございます。
大いに励ましを頂いた感じもしますが、老人が元気と言っても現役でプレーするのはどんなに頑張っても70歳が限界だと思いますよ。
現役を引いて若者に邪魔がられる方法は幾らでもあると思うのです。