2014年11月15日土曜日

選挙が本決まりらしい

昨夜のテレビ朝日「報道ステーション」に出演したゲストが面白かった。名前は記憶していないが、アフリカはルワンダ在住の実業家。30年以上アフリカに根を下ろしてナッツ食品の製造で大成功している人だった。ルワンダがアフリカのどこにあるかまでは知らないが、映画「ホテル・ルワンダ」を見ているので、悲惨な内戦があったことだけは承知している。どうすればあんなに恐ろしいところに留まっていられるのか、信じ難いものがあるが70代半ばには見えないとても矍鑠とした紳士だった。

そのゲストに司会の古館氏が「暮に行われるであろう総選挙についてどう思われますか?」と質問すると、すかさず「素晴らしいことだと思います。」とのこと。思わず古館氏も「え?」だった。「アフリカに行けば、国民のことはさて置き好き勝手なことをする政治指導者が、生涯トップに居座り続けている国が今でもあります。そこに行くと日本は、トップ自ら僅か2年で、信を国民に問うと言うのですから、こんな素晴らしいことはありません。」

これを聞いて、改めて世界は広いものだと思った。「報道ステーション」の前番組がサッカー・キリンカップ中継で全日本とホンジュラス代表だったが、ホンジュラスなんて国もどこにあるのか知らない。大した国ではなかろうと思っていたらワールドカップに2回連続出場しているそうだから、大した国なんだろう。話があちこちになってしまったが、200以上も国家があると専制国家は北朝鮮以外にもあちこちにあるようだ。イスラム国なんて国家もどきだって、その勢力圏内に多分相当な人数が暮らさざるを得ない状況になっているのだろう。

要するに、頭の片隅にもない広い世界にはとんでもない環境に置かれている人々が沢山居て、その人たちからすれば日本は極楽みたいものかもしれぬ。政権がどんなに質が悪くても選挙で選ばれた政権であり、これを選挙で変えることも可能であることは、昨夜のゲスト氏が言う通り素晴らしきことと受け止めるべきだ。我が家の婆さんも当初頭に来て「もう今度の選挙は行かない。」と言っていたが、最近少し気を取り直して「創価学会系は無理だけど、自民党系の友人(やはり棄権すると言っている人が居るようだ)には、投票に行って民主党系に投票しなさいと言おうかしら。」なんて言ってくれる。

嬉しい限りだが、我が選挙区では自民党系が10万票、対する民主党系は確か5万票だったので逆転は難しいだろう。しかし1票でも投票することには意味がある。こちらご近所に友人が皆無なので何の役にも立たぬが、婆さん顔が広い。大いに頑張ってもらいたいものだ。

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