2014年11月14日金曜日

最近の暮らしぶり

幾ら外国旅行とは縁が無くなったとはいえ、80円で買えた物が115円以上出さないと買えないとなると、庶民にとっては大変な筈だ。海外旅行に縁が無くても、食料品から衣料の果てまで輸入製品に取り囲まれて暮らしているのだから、お金の購買力が30%も落ちれば家計が苦しくなるのは当たり前だ。しかし正直なところ、お小遣い1日千円で暮らしているとあまりピンと来ない。4月前と同じ料金で頑張っている店にばかり行くせいだろう。お店のご主人はその分大変だろうと思う。しかし家計の大部分を握っている我が家の財務相に言わせると全く違う。物価の値上がりと乳製品などの品薄は相当財布に響くらしい。我が家のような貧乏人と違って、日本のお金の価値が下がって喜ぶ人もいるらしい。

先ず第一は、如何なる因果かよく分からないが、この傾向が日本の株価を押し上げる効果がある。従って株屋さんとか株を持っている人は極めてハッピーな年の瀬を迎えることになるそうだ。第二は輸出産業、自動車が典型的らしい。不幸にして我が家の縁者には証券業や自動車産業に従事している者が居ないので、具体的な話を聞いた訳ではないが、多分間もなくボーナスなんぞが沢山出るのだろう。貰ったボーナスで海外に旅行をしたら、思いの外お金が掛かってしまったので・・・なんてことにならないことを祈ろう。

しかし国全体で見ると、海外との輸出入には大分差があって輸入が毎月数百億円も多い。アベノミクスがその辺を見誤って、貿易収支が8兆円増えると言ってしまったのに実態は5千億円の赤字ではないか、と野党から突っ込まれていた。前述の通り、既に庶民にその影響は大分出ているのは間違いなさそうだが、昨日灯油を初めて買ったら18リットル1880円とかで、春とそんなに変わっていないのでホッとしたとのこと。国内では原発再稼働をめぐってエネルギー問題でも大騒ぎしているが、国際的には原油価格が下がっているらしい。

この辺も何故か分からないが、分からないことばかりだ。兎に角、来月半ばには総選挙になるらしいが、庶民感覚がどのように反映されるか、楽しみと言えば楽しみでもある。

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