福一原発廃炉に向けて

何故この日を選んだのか?今週水曜の8月6日に東電は、福一3号炉の燃料メルトダウンは、これまで発表していた時刻より5時間早い地震と津波発生の2日後14日の早朝から始まっていた模様と発表している。翌日には全燃料が格納容器の底に溶け落ちて、現在は格納容器の底に固まっているらしいと発表した。当日は知っての通り広島の原爆死没者慰霊式、平和祈念式の日である。殆どのメディアがトップにこれを持ってくる。

意地悪な見方かもしれぬが、扱いがより目立たぬようになるためにこの日を選んだと言う人がいる。その狙いからすれば正に狙い通りで、マスメディアでは報道されてはいるが、テレビなどで大騒ぎにならず、先ず無難に訂正発表が出来たと喜ぶ向きもあるのかもしれぬ。しかしネット上でこの問題はかなりしつこく追及されている。今朝婆さんの解説を聞いていると、原発再稼働政策は全て宗主国アメリカさんのご指示であるそうだ。従って再稼働にマイナスになり兼ねない報道は細心の注意を払って慎重に行っているらしい。

政府も慰霊式典での総理挨拶を昨年のコピペするなど、随分ラフなことを平気でする割に、宗主国の指示に関わる原発再稼働絡みになると随分神経の細かい配慮をするものだ。しかしどんなに誤魔化しても現実は覆い隠せるものではない。いつかはばれるが、それが遅ければ遅い程事態の収拾はより難しくならざるを得ないだろう。6日の発表でも、メルトダウンした燃料が建屋(格納容器)の中に留まっているような想定になっているが、ネット上で見る限り10㎝の鋼鉄製の原子炉圧力容器を突き破った燃料が、どんなに厚かろうと格納容器のコンクリートを突き破るのは当たり前で、現在の所在は既に発電所の地底にあり、そこでくすぶっているとのこと。

炉内に燃料が既に無くなっているとすれば、相変わらず毎日水を何百トンも注入し続けているのは何のためか?のみならず、現在進められている廃炉に向けての全ての計画は一旦見直さなければならなくなる筈のようだ。現状の想定の根本が間違っていれば、そうなって当たり前。アンダーコントロールどころの陽気ではなくなってしまう。実際にアメリカでも先月25日にウォールストリートジャーナル紙が次のような記事を配信している。題して『核廃棄物が地下で発熱する「くすぶり」現象の恐怖』内容は以下である。

「ミズーリ州ウエストレイクのごみ廃棄場に、過去の核兵器開発に関わる放射能汚染廃棄物が数千トン埋められている。ミズーリ州のある環境コンサルタントは最近、この1画には廃棄物が徐々に熱を帯びることで起きる「地下くすぶり事象(subsurface smolderingevent)」に近づいているかもしれないと警告した。過去の核兵器開発に関わる放射能汚染の「遺産」を抱えるこの地域では、人体への影響が懸念されており、早急な対応を求める声が高まっている。」

マスメディアではこの手の報道は一切取り上げないことになっている。ネット情報なんか読んで面白がっているのは小生同様の余程の暇人だけかもしれぬが、もしこれが(福一地下のくすぶり現象)本当だとすれば、笑いごとでは済まぬことになる。最後にも一つ、不思議なのはなぜ発表が3号機に特定されているのか。1号機も2号機も同じことではないのかな?

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