検査入院に備える

今日の東京は晴れているが今週はこれから台風で、荒れるとの予報である。再来週は検査入院が決まったので、先月に引き続いて今月も山歩きが出来ない可能性が出てきた。月に1度は山歩きをしたいと願ってきたが、どうも今年は願い通りに行きそうにない。そんなことを考えていたら、昨夕は旧い友人から久し振りの電話。

どうと言う話ではないのだが、遂に歩けなくなってしまったとのこと。家から最寄りのJRの駅まで1キロほど、歩いても10分あれば悠々だったのが、このところそれがきつくなってバスを利用するようになってしまったそうだ。どうやら日常的にステッキを使っているみたいである。別にどこが痛いと言うことでもないらしい。それこそ幼稚園からの友人で活発そのもの、お勉強から運動まで何も敵うことが出来なかったが、不思議に仲が良かった。

山歩きもスキーもゴルフも万般にわたってリード役で、唯一己が優っていたのは、銀座での飲み屋歩きだけだった。最近は夜遊びを一緒にすることが無くなり、専ら昼食の付き合いだった。こちらは気が小さいので、すでに昼酒は慎み、煙草もやめて久しい。それでも彼は、会えば必ず1杯の赤ワインと食後の一服を欠かさなかった。4月に会った時には、娘さんがやっと片付いたことを喜んでいたし、少し間が空いたので、また今週会おうとの誘いかと思いきやである。

電話の限りでは、別に膝が痛いとか踝がどうと言う話ではなさそうである。従って医者通いをしても始まらぬことらしい。「所謂加齢現象と言う奴よ。」とやや自嘲気味でもある。少し良くなったらまた昼飯を、との話で終わった。その後で考えてみると、最近似たような年齢の人が杖を頼りにとぼとぼ歩いていたり、路傍の石垣などに腰を下ろす姿が思い浮かぶ。彼もそんな姿になってしまったのかもしれぬと思うと、もはや他人事には思えぬ。

毎日歩くことを内心自慢げに思っているのではあるが、それとてなんぼのものだろうか。所詮は少々の時間差があっても、何れ我が身と思うと、たまたま1日病院にいたことと、天気が悪かったこともあってなんだか落ち込んでしまった。今朝は天気のお陰で気持ちが少しは良くなって、暑い中いつものように池袋まで歩いて書店に入った。しかし、そそられる本が見当たらない。つい文庫本の「方丈記」を取ってパラパラとページをめくる。

今更「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。」云々を読んでも折角治った気分が元の木阿弥なので、元の書棚に戻し、近くにあった長谷川如是閑著の「倫敦!倫敦?」を購入。ヨーロッパに行ったことが無いので面白そうだ。暫く積んでおいて入院時に読むことにしよう。

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