マレーシア航空MH17撃墜関連報道

昨日来大騒ぎになっているマレーシア航空MH17便墜落の報道。地対空ミサイルでの撃墜だったことには間違いが無さそうだ。この第1報を受けた時に岸田外相が首都キエフにいたそうだが、ウクライナ東部地方は戦闘地域である。こんな物騒な場所に何で日本の外相がのこのこ出かけていたのか、不思議でならない。マスコミ報道ではいつものことだが、この地域の戦闘(戦争?)は誰と誰が戦っているのか、その概略の説明が無いままで発生した事件だけが取り上げられる。

そのため、非常に分かり難いところがある。一方にウクライナ軍、対する親ロシア派と使われるが、これが混乱の元である。ここは内戦の地で、「ウクライナ」対今年の4月に独立を宣言した「ドネツク人民共和国」の戦いであることを忘れられないように表現してもらいたい。派と言えば、まるで自民党の派閥か精々ヤクザの1派であるかのように、多くても数百人規模の集団であるかのような錯覚に陥ってしまう。

そもそもウクライナなんて国自体を知っている日本人がどのくらいいるだろうか?友人が昔木材輸入に携わっていたので、再三訪問した話を一寸聞いた程度で、あとはチェルノブイリの原発の事くらいしか関心が無い。まるきり知らなくても、ウクライナは立派な国家だろうから、空軍を含めまともな軍隊はあるだろう程度の想像はできる。一方のドネツク人民共和国側の情報について、マスメディアはある意味無責任で、親ロシア派がどこそこを制圧とかなんとか、借りてきたような情報を垂れ流している。

1国の正規軍に対抗して一定の面積を確保しているのだから、ドネツク人民共和国側にも相当な軍事組織が形成されていて当然だと思うが、そのことに関して具体的な情報が全く無いまま突発する事件の上っ面を報じるので、読者、聞き手としてまともに理解出来ず、消化不良でイライラしてしまう。マレーシア航空側も、戦闘地域を飛んでいたのだから、ある程度の責任はあるかもしれぬが、同情には値しよう。

どちらが地対空ミサイルを発射したかに興味が行くような報道が多いが、第3者として冷やかではあるが、関係の無いことである。日本なんかが検証に立ち会っても碌な結果は齎されないだろう。テレビに出演しているコメンテータなる人物も余り余計なことは言わない方が良いだろう。パレスチナのガザ地区での戦争も同じだ。事実関係の報道だけからは本質的なところは何も分からない。視聴率が取れると言うことだけで、他人の不幸をこれ見よがしに見せつけることは止めてもらいたい。

世界の警察官と言われたアメリカが能力を発揮できなくなっているのは何故か?そこから見えてくる将来像はどんなことになるのか?考えてみると不安材料ばかりだ。日本の外相が米国国務長官に面会を申し込んでいるそうだ。テーマは北朝鮮との交渉について経過のご報告(即ち言い訳させてくださいだろう)だそうだ。ところが、先方からは調整が難しいと言われているらしい。当たり前のことだと思う。それ何処じゃないだろう。

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